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2026.07.10(Fri)

「今日の主役はこの子だよ」入学祝いで孫を放置し近況を聞き続けた義母→息子の手を引いた夫の決断とは

「今日の主役はこの子だよ」入学祝いで孫を放置し近況を聞き続けた義母→息子の手を引いた夫の決断とは

お祝いの席で、息子は静かに疲れていた

息子の小学校入学を祝う日でした。

義両親と義妹がお祝いに来てくれて、まずは予約していたレストランで食事をしました。

真新しいランドセルの話をして、息子はとても誇らしそうでした。

「ぼく、あさってから一年生なんだよ」

そう言って、何度もランドセルを背負って見せてくれます。

ところが食事が終わると、「少しだけ家に寄っていって」と義母に誘われ、そのまま義実家へ向かうことに。

慣れない一日で、息子はもう眠たそうに目をこすっていました。

義実家に着いてからも、私は息子を膝にのせて、なだめていました。

けれど、リビングの会話は、いつのまにか大人たちのものになっていったのです。

「最近どうなの、仕事のほうは?」

義母は義妹や夫の近況を、次から次へと尋ねていきます。

「あの話はどうなった」「あそこの家はね」と、話は尽きません。

主役のはずの息子は、その輪の外で、ぽつんと座っているだけでした。

私は、どう場を戻せばいいのか分からず、ただ息子の背中をさすっていました。

夫が息子の手を引いて、席を立った

時計の針は進み、息子のまぶたはますます重そうです。

それでも近況報告は続き、話の中心が息子に向くことはありませんでした。

そのときでした。

夫がおもむろに立ち上がり、義母のほうを向いてはっきりと言ったのです。

「今日の主役はこの子だよ」

穏やかでしたが、有無を言わせない響きがありました。

義母は言葉を止め、少し驚いた顔で息子を見ます。

「……ああ、そうよね。ごめんね」と、決まり悪そうにうなずきました。

夫は息子の手を引いて立たせると、こう続けます。

「主役はもう眠そうだから、今日はこれで帰るよ。また改めて来るから」

義妹も「そうだね、今日はこの子の日だもんね」と、ばつが悪そうに笑いました。

それまで置いてけぼりだった息子が、うれしそうに夫の手を握り返します。

帰り際、義母は玄関まで出てきて、息子の頭をそっとなでてくれます。

「一年生、おめでとう。今度はゆっくり話そうね」

車に乗り込むと、息子はほっとしたのか、すぐにこくりと眠ってしまいました。

その寝顔を見ながら、夫が「主役を放っておくわけにはいかないだろ」と、小さく笑います。

あの一言で息子の一日を取り戻してくれた夫の横顔が、いつもより頼もしく見えました。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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