「良いお菓子を、うちの子に出してよ」子を預けて礼もないママ友、行き先の嘘を知ったボスママの一喝で顔面蒼白
遠慮を知らないママ友
幼稚園で知り合ったママ友は、遠慮というものを知らない人だった。
うちの夫が大手勤めだと聞きつけてからは、その図々しさに拍車がかかった。
お茶代を出させるのは当たり前。
子どもを預けるのも当たり前。
彼女の言う「当たり前」は、顔を合わせるたびに少しずつ増えていった。
「良いお菓子を、うちの子に出してよ」
子どもを預けにきては、迎えの際にそんな注文をつけて帰る。
「美容院に行くだけだから」と言い置いて、うちを無料の託児所のように使うのが、いつのまにか当たり前になっていた。
お礼を言われた記憶はない。
それどころか彼女は、こちらの落ち度を探すような目まで向けてくる。
「服が汚れてない?ちゃんと見ててくれた?」
まるで、こちらが子守を任される立場であるかのような口ぶりだった。
半日近く面倒を見て、おやつまで気を配って、それでも文句を言われる。
何かがおかしい、とようやく私は気づいた。
預かるたびに気を張り、こちらばかりが疲れていく。
他のママたちも、内心では同じ不満を抱えていたらしい。
「一時間千円で預かるルールにしませんか」
皆で決めたその提案に、彼女だけが猛然と噛みついてきた。
一喝された嘘つき
「あの家はケチで、子どもの面倒も見てくれない」
彼女は園を束ねるボスママのもとへ駆け込み、そう言って私を悪者に仕立てようとした。
けれど、聞かされたボスママの表情は、少しも動かなかった。
「あなたが子どもを預けていた日、私、見たのよ」
「……何を、ですか」
「美容院じゃなくて、パチンコ屋に入っていったでしょう」
その瞬間、彼女の顔から血の気が引いた。
預けた子どもを口実に、彼女はパチンコへ通っていた。
人の善意を、遊ぶための時間稼ぎに使っていたのだ。
その事実が、その場にいた全員へ静かに伝わっていく。
「人の親切に甘えて、行き先まで嘘をつく。それが一番、恥ずかしいことよ」
ボスママの静かな一言に、彼女は言葉を失った。助けを求めるように周囲を見回しても、どのママも冷ややかに目を逸らすだけだった。
私は毅然と告げた。
「嘘をつかれてまで、都合よく使われる筋合いはありません」
私の言葉に、周囲のママたちが静かにうなずいた。
誰ひとり、彼女の側に立とうとはしなかった。
反論の言葉すら出てこないまま、彼女はその場に立ち尽くした。
あれほど強気だった人が、顔面蒼白のまま、ただ小さく震えている。図々しさで押し通してきたものが、たった一つの嘘の露見で、音を立てて崩れ去った瞬間だった。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














