「早く進んでくれないかな」レジ前でイチャつく中学生カップルにウンザリ。直後、レジ店員の対応で思わず赤面
進まないレジ列と、目の前の二人
仕事終わりのスーパーでの買い物は、ただでさえ疲労が溜まるものです。
カゴいっぱいの食材を抱え、急いで夕飯の支度をしなければと焦る私の前には、長蛇のレジ列。
足を踏み鳴らしたい衝動を抑えながら、やっと順番が近づいてきたと思った矢先、ピタッと列の進みが止まってしまいました。
原因は、私のすぐ前に並んでいる中学生くらいのカップル。
「ねえ、これ本当に買うの?」
「いいじゃん、お揃いだし」
お互いの腕を絡ませ、至近距離で見つめ合い、完全に二人だけの甘い世界に入り込んでいます。
前の人がお会計を終えてスペースが空いているにもかかわらず、全く前へ進もうとしません。
イチャイチャするのは自由ですが、ここは夕方の混雑したスーパーのレジ前。
(早く進んでくれないかな…ちょっと迷惑なんだけど)
周囲の客もチラチラと冷ややかな視線を送っていますが、当の本人たちは周りの空気など一切気にする素振りがありません。
じわじわとイライラが募り、思わず声に出して注意しようかと迷っていた、まさにその時でした。
ベテラン店員の鮮やかな一撃
「はいはい、熱いのはそこまでにしてお会計してねー!」
店内にパーンと響き渡ったのは、レジを担当していた店員の明るくハリのある声。
決して怒っているわけではなく、まるで親戚のおばちゃんのような、嫌味のないカラッとしたトーンです。
突然マイクを通したかのような声で突っ込まれ、ビクッと大きく肩を揺らす中学生カップル。
ハッと我に返り、周囲の冷ややかな視線が一斉に自分たちへ集まっていることに気づいたのでしょう。二人の顔は、耳の先までみるみるうちに真っ赤に染まっていきました。
「あ、すみません……っ!」
慌てて財布から小銭を出し、逃げるように足早に去っていく初々しい後ろ姿。
そのあまりにもバツの悪そうな様子に、張り詰めていたレジ列の空気は一変し、並んでいた客たちからクスッと小さな笑い声が漏れました。
「はい、お待たせしました。次の方どうぞー!」
何事もなかったかのように、満面の笑みで手際よくレジを打つおばちゃん店員さん。その頼もしい姿は、私にとって完全にヒーローでした。
先ほどまでのどんよりとしたイライラはすっかり吹き飛び、なんだか気分爽快。足取りも軽く、家路につくことができました。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














