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2026.05.07(Thu)

「姉妹だね、おめでとう」と祝ってくれた義父→第二子も女の子と知った瞬間にこぼれた一言の本当の重さ

「姉妹だね、おめでとう」と祝ってくれた義父→第二子も女の子と知った瞬間にこぼれた一言の本当の重さ

病室に駆けつけてくれた義父の、満面の笑顔

第二子の出産を終えた、産後の病室。

体はくたくたで、まだ赤ちゃんを抱くだけで腕が震えるくらいの状態でした。

そこへ、ノックの音とともに義父が顔を覗かせました。

義母も後ろから、上の娘の手を引いて入ってきます。

「姉妹だね、おめでとう」

義父は満面の笑みで、ベビーベッドを覗き込みます。

第一子も女の子だったので、これで姉妹。

夫も私も、性別の希望は最初からありませんでした。

「お姉ちゃんになったね」

義母が上の娘に話しかける声も、温かく響きます。

あふれる祝福に、産後の張り詰めていた気持ちが、ふっと緩んだのを覚えています。

家族が、また一人増えた。

当たり前のようで、当たり前ではない奇跡を、家族みんなで噛みしめていた時間でした。

夜の廊下で耳に届いた、義父の本音

退院した、その夜のことです。

授乳の合間に水を取ろうと廊下に出たとき、リビングから義父と夫のひそやかな声が漏れてきました。

「いやあ、よかったよかった」

「みんな元気で何よりだ」

その後、義父の声色が、ふっと変わります。

「男の子がいないと苗字が残らないなぁ」

廊下に立ち尽くす私の足元から、すっと体温が引いていく感じがしました。

夫の返事は聞こえません。

苦笑いの気配だけが、向こうの部屋から伝わってきます。

(あんなに、姉妹だねって祝ってくれていたのに)

怒りは、不思議と湧きません。

ただ、お祝いの言葉が背負っていた、見えない重さに、いま気づいてしまった感じ。

苗字なんて、令和のいま、誰が継いでも、誰が継がなくても、困る人はいないはずです。

それでも、義父の中ではきっと、ずっと「男の子の孫」を待っていたのでしょう。

翌朝、義父はいつも通りの笑顔で、孫の名前を何度も呼びます。

赤ちゃんは小さな寝息を立て、上の娘はその顔をじっと覗き込んでいます。

娘たちは、おじいちゃんの膝の上で、無邪気に笑っていました。

笑顔で見守りながら、私の中には、昨夜の一言の重みだけが、ぽつんと残り続けているのです。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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