「お前、絶対浮気してるだろ」3回目のデートで詰めてきた彼。だが、ドライブデートで流れた曲で、彼の本音を悟った
3回目のデートで吐かれた、いきなりの告発
知人の紹介で付き合い始めた相手から、3回目のデートで突然それは吐き出された。レストランで食事を終え、ワインを少し飲んでいたタイミングだった。
「お前、絶対浮気してるだろ」
30代になって紹介を受け、まだ付き合って3週間も経っていない時期だった。
お互いを知り合っている最中の関係で、なぜそんな断定が出てくるのか理解できなかった。私は浮気などしていない。グラスを握ったまま、しばらく言葉が出なかった。
その日から、会うたびに必ず一度は同じ話題が出るようになった。
「最近、誰と連絡してる?」「あの男友達とはどこまで?」
都度きちんと否定した。事実として浮気はしていない。それなのに同じ問いが、まるで証拠を引き出すかのように繰り返された。
正直に答えても信じてもらえているかどうか分からない。自分の中にあった好意が、疑いを否定する作業に少しずつ消耗されていった。
車のスピーカーから連発された失恋ソング
潮目が変わったのは、ある週末のドライブだった。彼は運転席でスマートフォンを操作し、車のスピーカーに曲を流した。
流れてきたのは、別れを歌う国内バンドの失恋ソングだった。1週間前のデートでも同じ曲を聴いた。その前も、終わりゆく恋愛を歌う楽曲が続いていた。
3回連続、すべて失恋ソングだった。
偶然じゃない。声には出さなかったが、頭の中で答えがはっきりした。
(こいつ、自分から別れを切り出す勇気がないだけだ)
浮気を疑い続けるのも、失恋ソングを連発するのも、結局は自分が逃げ場を作りたいだけの男の挙動だった。
「お前が浮気したから別れた」というシナリオを、こちらに準備させようとしていたのかもしれない。冷静に状況が読めた瞬間、好意は跡形もなく蒸発した。
3週間付き合って受けた告発と、3回連続の失恋ソング。十分すぎる材料だった。
ここで先に動くほうが自分にとって清潔だと判断した。
先に終わりを告げた夜
帰宅してすぐに連絡した。
「続けていくのは難しい」と送ると、しばらくして「そうか」とだけ返ってきた。引き止めの言葉も、否定の言葉もなかった。
やっぱりこちらから動くのを待っていたのだと、その短い返事で確信した。
引き止められなかったことを、寂しいとは思わなかった。疑われるたびに飲み込んできた不安が、自分の決断でひとつ片付いた。
先に動いたのは私だったという、その一点が気持ちの整理を早めてくれた。
浮気を疑う相手と向き合うことは、誠実さを繰り返し証明し続けることだ。30代の時間を、こんな男に削られなくてよかった。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














