「もうしんどい、つわりが限界」妊娠中の口を夫に送信。だが、返事を返してきたのは全く別の人だったワケ
夫に送るはずだったメッセージ
第二子の妊娠が分かってから、つわりが重かった。
上の子の世話をしながら、一日中戦う生活。
夫は仕事で、家にいるのは私と子供だけ。
「しんどい」と素直に話せる相手は夫しかいなかった。
その日の夜、上の子を寝かしつけてようやく一息ついたとき、胃がじりじりと痛んだ。
誰かに話したくて、スマートフォンを手に取った。
夫に「もうしんどい、つわりが限界。体がきつすぎて今日どうやって乗り越えたのか分からない」と打ち込んで、送信した。
送った直後、画面に表示された名前を見て固まった。
上の子のクラスのママ友の名前だった。直前まで保育園の連絡でやり取りしていたせいで、チャット画面を切り替えたつもりが切り替わっていなかった。
しかもその日送った文章は、つわりのことがはっきり読み取れる内容だった。
まだ妊娠のことは誰にも伝えていない。安定期に入るまでは夫婦だけの秘密にしておくつもりだった。
それが、こんな形でフライングになるとは思ってもいなかった。
既読がついて、間もなく返信が来た。
「え、妊娠してるの?おめでとう!」
画面を見つめたまま、しばらく動けなかった。
ごめん、間違えた。でも遅かった
急いで「ごめん、夫に送るつもりだったの。間違えた」と返信した。
でも、既に届いてしまった言葉は取り消せない。
ママ友は「気にしないで!体しんどそうだね、大丈夫?」と優しく返してくれた。
相手が悪い人じゃないのは分かっている。
すぐに喜んでくれた気持ちはありがたかったし、気遣いのメッセージも嬉しかった。それでも、どうしても胸の中のもやもやが消えなかった。
妊娠の報告は、タイミングが大事だと思っていた。安定期が来て、ふたりで相談して、会って伝えたい相手には面と向かって伝えたい。
そういう自分たちなりの順番があった。ほんの一瞬の操作ミスが、その計画を静かに崩してしまった。準備もなく、心の準備もなく、気づいたら報告が済んでいた。
夫に話したら「まあ、悪い人じゃないからよかったじゃん」と言われた。
その通りだし、実害はない。でも、あの夜の、固まった数秒間のザワザワは、なかなか消えてくれなかった。
つわりで吐き出したかった愚痴は、結局夫には届かなかった。代わりに届いたのは、予期せぬフライング報告だけだった。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














