「学校?休ませればいいのよ」勝手に旅行計画を組んだ義母たち。だが、夫の正論で態度が一変
三週間ごとに鳴る電話、そして予告なしの訪問
夫の実家は、驚くほど結束が固い。
義母と義姉、義妹は週に一度必ず集まり、少しでも間が空くと落ち着かないらしかった。
我が家がしばらく顔を出さずにいると、決まって義母から電話がかかってくる。
「三週間も顔見せないの?」
責めるような声に、私はいつも肩をすくめるしかない。
週に一度は集まるのが当たり前の一家にとって、三週間という間隔は「よそよそしい」ものらしかった。
電話に出られなければ、次は予告なしの訪問だ。平日の夕方だろうと、義母は当然のように玄関に立っている。
その日も、小学二年生の息子が明日の支度をしている時間に、義母がやってきた。
「ちょっと聞いてよ、義姉さんったらね…」
リビングに腰を据えた義母の愚痴は、二時間止まらなかった。時計は二十時を過ぎ、息子は眠そうに目をこすっている。
「ママ、ぼく眠いよ」
宿題も明日の支度も、途中で止まったままだ。眠い目をこする息子を寝かしつけるころには、もう日付が変わりかけていた。
それでも義母は気にとめず、すっきりした顔で帰っていく。息子の生活リズムは、その日もまた崩れてしまった。
13人の旅行を強制され、夫がついに動いた
極めつけは、義母の思いつきだった。
「今年はみんなで旅行に行くわよ。総勢十三人でね。学校?休ませればいいのよ」
夫は休みの取りづらい仕事だ。我が家は参加できないと伝えたのに、義母は聞かなかった。
勝手に日程を組み、月曜に息子の学校を休ませる計画まで立て、旅費まで請求してきたのだ。
毎晩寝不足になる息子を見て、私はとうとう夫に本音をぶつけた。
「息子の毎日を守れるのは、あなただけなの」
夫はそのとき初めて、事の深刻さに気づいたようだった。翌週、また旅行の話を進めようとする義母に、夫が正面から向き合った。
「母さん、うちは行かない。行けないものは行けないんだ」
「どうして。家族の行事でしょう」
「妻も子どもも、毎日の生活があるんだよ。突然来るのも、勝手に予定を組むのも、これからはやめてほしい」
義母は目を見開いたまま、しばらく声が出ない。義姉も義妹も、気まずそうに視線を落とした。
「そんな言い方……私はよかれと思って」
反論しかけた義母だったが、夫の静かなまなざしに、それ以上は続けられなかった。
「……わかったわよ」
絞り出すようにそう言って、義母はその日を境に、突然の訪問も強制もしなくなった。
静かな夜が戻ってきた。息子は毎晩ぐっすり眠り、我が家はやっと、自分たちのペースを取り戻したのだった。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














