tend Editorial Team

2026.07.26(Sun)

「シカトするお前が悪い、弁当を作れ」夫との何気ない喧嘩。だが、妻が弁当を作るのをやめた結果

「シカトするお前が悪い、弁当を作れ」夫との何気ない喧嘩。だが、妻が弁当を作るのをやめた結果

「手伝って」の一言も届かない

朝は洗濯、掃除、風呂洗い。節約のためにエアコンも我慢して、私は一日中家の中を動き回っていました。

昼には決まって、夫から「今日も弁当ありがとう」とメッセージが届きます。

感謝されるのは嬉しい。

でも、帰宅した途端の「疲れた、暑い」の連発には、正直うんざりしていました。

私だって疲れているし、暑いのは同じ。

ある日曜、乾かない洗濯物を抱えて一人でコインランドリーへ行き、帰ってみると、夫はソファでのんきにテレビを見ていました。

「ねえ、たまには手伝ってくれない?」

私が声をかけても、夫は画面から目を離しもしません。

「仕事もして疲れてるんだよ」

「そういう問題じゃないでしょう」

「じゃあ、どういう問題だよ」

その突き放した言い方で、私の中の何かがぷつりと切れました。

空っぽの食卓と、白旗

翌日から、私は手を止めました。弁当も夕飯も作らず、風呂も沸かさない。仕事のある私は、夫の帰宅前に家を出て、顔も合わせません。

口も利かず、目も合わせない。そんな日が三日、続きました。

最初、夫は強気でした。何も並ばない食卓を前に、こう言い放ったのです。

「シカトするお前が悪い、弁当を作れ」

作ってもらって当たり前、という顔。

私はメッセージにも返事をせず、ただ黙って家を出続けました。

顔を合わせれば、また「作って当然」と言われるだけ。

私は夫の帰宅時間を避け、朝も夜も、すれ違うように暮らしました。

けれど、3日ぶんの弁当も夕飯もない生活は、思った以上に夫にこたえたようです。

毎晩のコンビニ弁当と、たまっていく洗い物。しわの寄ったシャツ。

シンクには洗い物が積み上がり、床には脱ぎっぱなしの服。当たり前に整っていた家が、たった三日で見る影もなくなりました。それを回していたのが誰なのか、夫はようやく気づいたのです。

三日目の夜、帰宅した私に、夫がぽつりと切り出しました。

「……なあ、もう勘弁してくれ」

「勘弁って、何を?」

私が静かに聞き返すと、夫はきまり悪そうに頭をかきました。

「俺が悪かった。弁当も、家のことも、当たり前じゃなかった」

ついに白旗を上げたのです。ずっと私を見下していた人が、たった三日で音を上げました。私は「そう」とだけ返します。機嫌を取るつもりも、大げさに許すつもりもありません。

あの日から、夫は自分の食器を下げ、洗濯物にも手を伸ばすようになりました。「作って当然」だったはずの食卓に、少しずつ、静かな変化が生まれています。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.11.03(Tue)

「予約サイトの写真とイメージが違う」旅館の部屋に不満を訴えた客。スタッフが予約画面を見せると、突然黙り込んだ理由
tend Editorial Team

NEW 2026.11.03(Tue)

「今月も有給?何しに行くの?」と休みの理由を毎回問いただすお局。私が行き先を答えると、お局の顔が引きつった
tend Editorial Team

NEW 2026.11.03(Tue)

「倒すのはこっちの勝手だろ」新幹線で後ろの客に言い放った男性。しかし、前の客が座席を倒すと態度が一変
tend Editorial Team

RECOMMEND

2025.08.28(Thu)

伊勢谷友介の長髪姿に「一瞬 稲葉さんかと」の声!ワイルドすぎる雰囲気の変化にファンも驚き
tend Editorial Team

2025.10.23(Thu)

参政党・神谷宗幣代表、高市新首相に政策が一番近いと期待を寄せる。SNSでは「参政党は戦略を変えるべきだろう」の声も
tend Editorial Team

2026.05.30(Sat)

自民党圧勝の国会で日本共産党の山添拓氏が示す追及の姿勢と今後の野党のあり方、そして党の存在意義を問う声
tend Editorial Team