tend Editorial Team

2026.08.14(Fri)

「ワンピースなら大丈夫」披露宴で浮いていた服装。だが、あとから聞いた事情に感じた違和感とは

「ワンピースなら大丈夫」披露宴で浮いていた服装。だが、あとから聞いた事情に感じた違和感とは

招かれた友人の披露宴

仲の良かった友人の結婚式に招かれたときのことです。

会場には華やかなドレスやスーツ姿の人が並び、久しぶりに会う友人たちも、少し緊張しながら新郎新婦の登場を待っていました。

そんななか、ひとりだけ雰囲気の違う女性がいました。

身につけていたのは、落ち着いた色のシンプルなワンピース。足元も、披露宴用というより普段のお出かけで履くようなサンダルでした。

「これくらいで十分だと思って」

周囲がドレスアップしていたこともあり、どうしても目立って見えました。

ただ、本人にふざけているような様子はありません。

席が近かった人が服装について軽く触れると、女性は「こういう華やかな服が苦手で。きれいめのワンピースなら大丈夫だと思って」と答えていました。

どうやら、本人としては失礼な格好をしているつもりはなかったようです。

たしかにワンピース自体は清潔感がありました。

ただ、周囲との違いが大きかったため、披露宴会場ではどうしても普段着のように見えてしまいます。

「結婚式って、どこまできちんとした格好をするか、人によって感覚が違うんだな」

私はそう思いながら、それ以上は気にしないようにしていました。

あとから聞いた意外な話

ところが披露宴の途中、同じ席の友人から思いがけない話を聞きました。

その女性は新郎と以前からの知り合いで、昔、新郎に好意を寄せていた時期があったというのです。

もちろん、それと今日の服装に関係があるのかは分かりません。

本人も何も語っていませんし、単純にフォーマルな服装が苦手だっただけなのかもしれません。

ただ、その話を聞いたあとで改めて女性を見ると、私は少しだけ複雑な気持ちになりました。

女性は新郎新婦に拍手を送り、料理を食べ、ほかの招待客と普通に話しています。

披露宴が終わるまで、特に目立った行動をすることもありませんでした。

だからこそ、最後まで分からなかったのです。

服装に深い意味などなかったのか。それとも、本人なりに何か思うところがあったのか。

結局、私が覚えているのは、周囲より少しだけカジュアルなワンピース姿と、何事もなかったように新郎新婦へ拍手を送っていた女性の姿です。

人の装いだけで、その胸の内までは分からない。あの日の披露宴を思い出すたび、そんなことを考えてしまいます。

※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.08.14(Fri)

「二回目はちょっと気になったね」披露宴で鳴り響いた携帯電話の着信音。だが、二回目の着信に感じた本音とは
tend Editorial Team

NEW 2026.08.14(Fri)

「直接話したほうがいいよ」何かと間に入ってくる同僚。だが、先輩の一言で気づいた違和感とは
tend Editorial Team

NEW 2026.08.14(Fri)

「一人で困ってたら嫌だなと思って」悪気なく距離を詰める先輩。だが、私が正直な気持ちを明かした結果
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.07.22(Wed)

「3日以内に父親を、謝りに来させて」深夜まで続いたママ友の怒り。だが、クラブの会長の正論で状況が一変
tend Editorial Team

2026.04.26(Sun)

一冊の雑誌が8700万円超え。ローガン・ポール氏が購入した少年ジャンプに見る驚きの資産価値と保存の是非
tend Editorial Team

2025.08.21(Thu)

キム兄ファミリーに何が?妻・西方凌、1年半の沖縄生活に終止符を打った『本当の理由』を告白
tend Editorial Team