「洗濯物にまで、毛虫が落ちてきます」隣から伸びてきた枝。我慢出来ずに隣人に声をかけた結果
我慢の限界は、洗濯物だった
数年前の初夏、隣家の庭木に悩まされたことがあります。
大きく伸びた枝が我が家の敷地まで入り込み、リビングの窓のすぐ脇まで届いていました。
日当たりが悪くなるだけなら、まだ我慢できました。
しかし風の強い日には枝が外壁や雨樋に当たり、ガタガタと音を立てます。
「そのうち剪定するだろう」と思い、しばらく何も言わずにいました。
ご近所だからこそ、庭木のことで関係を悪くしたくなかったのです。
ところが夏が近づくにつれ、落ち葉だけでなく毛虫まで我が家の敷地に落ちてくるようになりました。
物干しの近くで見つけることもあり、洗濯物を取り込むたびに確認しなければなりません。
さすがに困り、私は隣家を訪ねました。
「すみません。こちらまで伸びている枝を、少し切っていただけないでしょうか」
すると相手は、少し困ったような顔をしました。
「うちの木だから、そこまで切らなくても大丈夫だと思っていたんだけど」
どうやら、こちらがどれほど困っているのかまでは伝わっていなかったようです。
その日はそれ以上言えず、私はいったん家に戻りました。
言葉だけでは伝わらないと思った
それから数日後、また物干しの近くに毛虫が落ちていました。
このまま我慢を続けるより、実際の状態を見てもらったほうがいい。そう思い、庭に出ていたお隣さんにもう一度声をかけました。
「少しだけ、こちらから見てもらえませんか」
境目まで来てもらい、窓の脇まで伸びている枝や、物干しのすぐ近くまで葉が垂れている場所を指しました。
「洗濯物にまで、毛虫が落ちてきます」
お隣さんはしばらく木を見上げ、それから我が家の壁際まで伸びた枝にも目を向けました。
「ここまで来てたのか」
前に話したときとは、少し反応が違いました。
「分かった。業者に見てもらうよ」
後日、造園業者が入り、我が家側へ大きく伸びていた枝が剪定されました。窓の周りも明るくなり、洗濯物を干すときに枝の下を気にすることもなくなりました。
お隣さんとは、その後も会えば普通に挨拶を交わしています。
最初にお願いしたときは、「分かってもらえない」と感じました。でも、相手にはこちらから見えている状況が分かっていなかっただけなのかもしれません。言葉だけで伝わらないときは、実際の状態を一緒に確認することも大切なのだと感じた出来事でした。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた50代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














