tend Editorial Team

2026.06.26(Fri)

「子どもはまだ?」「収入もっと欲しいよね」と私生活を探る義母。我慢出来ずに正論をぶつけた結果

「子どもはまだ?」「収入もっと欲しいよね」と私生活を探る義母。我慢出来ずに正論をぶつけた結果

繰り返される問いかけ

妻と帰省した実家での二泊。最初の夕食から、義母の関心はずっと私たち夫婦の私生活に向いていました。

「親戚はみんな孫がいるのに」

そう言って、義母は何度も同じ話題に戻ってきます。

「子どもはまだ?」

笑顔の問いほど、かわすのが難しいものはありません。妻は曖昧に微笑むだけで、箸の動きが鈍っていました。

(せかされて決めることじゃないのに)

探られているのは子どものことだけではありませんでした。二日目には、私の仕事へと矛先が移ったのです。

線を引いた瞬間

「収入もっと欲しいよね。その方が安心でしょう」

笑いながらの一言に、テーブルの空気が重くなりました。妻がうつむき、義父も箸を止めて黙り込みます。

このまま受け流せば、来るたびに同じことが繰り返される。私は静かに箸を置き、義母の目を見て答えました。

「ご心配いただけるのはありがたいです。でも、暮らしの選択は私たち二人で決めていきます」

声を荒らげたわけではありません。それでも義母は、言いかけた言葉を飲み込みました。

「……そう、なのね」

笑顔が消え、視線がふっと泳ぎます。次の言葉を探しても見つからない様子で、義母は小さく咳払いをしました。妻が、テーブルの下でそっと私の手に触れたのが分かりました。

その沈黙を破るように、義父が口を開きました。

「な、夫婦のことは夫婦に任せるのが一番だ」

義母は反論できず、こくりとうなずくだけ。あれほど止まらなかった詮索が、ぴたりとやみました。これまでは義父も、義母の問いを黙って見ているだけだったのに、この日は違いました。

その後の食卓は、料理や天気の話で穏やかに流れていきました。妻も久しぶりに、肩の力を抜いて笑っていました。帰る朝、義母は私に向かって、少しばつが悪そうに言いました。

「この前は、いろいろ聞きすぎたかしらね」

「いえ。気にかけてくれて、ありがとうございます」

毅然と、けれど穏やかに。たった一言で、踏み込まれ続けた距離がきちんと整いました。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.08.16(Sun)

「家でも、できるときは俺が片付けてるよ」義両親の前で張り切る夫。隣で黙って見ていた私の本音
tend Editorial Team

NEW 2026.08.16(Sun)

「だって、早くもう一回滑りたかったの」何度も列の途中に入っていた女の子。だが、父親が初めて気づいた瞬間
tend Editorial Team

NEW 2026.08.16(Sun)

「今月だけ、少し立て替えてもらえない?」親にお金を貸していた私。だが、事実を家族に打ち明けた結果
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.03.06(Fri)

「ガキのいちゃもんと同レベル」「売国議員にはご退場いただきたい」と辛辣な声相次ぐ。共産党・辰巳孝太郎氏、パトリオットの配...
tend Editorial Team

2025.11.19(Wed)

紗栄子が「芸能生活25年目にして初めて」楽屋挨拶に行った“まさか”の憧れの芸能人とは⁈
tend Editorial Team

2026.05.03(Sun)

昭和100年式典で波紋「天皇陛下より拍手が大きかった」と元議員が投稿、高市首相の振る舞いと皇室への敬意を巡りSNSで賛否
tend Editorial Team