「散らかってても気にしないわよ」産後すぐに親族を連れて来ると言った義母。だが、夫が伝えた一言で状況が一変
出産を控えた私に、義母が話し始めたこと
出産予定日まであと数日というころ、義母が家を訪ねてきました。
「近くまで来たから、顔だけ見て帰るね」
そう言っていたものの、久しぶりに会ったこともあり、話は尽きません。お茶を飲みながら近況を話しているうちに、話題は自然と出産後のことになりました。
「赤ちゃんが生まれたら、すぐ教えてね」
「もちろんです」
そこまでは、私も素直にうなずいていました。
すると義母は、楽しそうに続けました。
「退院したら、みんなで赤ちゃんを見に行かないとね。お父さんも一緒に行きたがってるのよ」
私は少し困ってしまいました。
夫とは以前から、退院してすぐは家族3人でゆっくり過ごしたいと話していたからです。慣れない育児が始まったばかりの時期に、何人もの来客を迎える余裕があるとは思えませんでした。
「散らかってても気にしないわよ」
私はできるだけ角が立たないように伝えました。
「退院したばかりだと、私もまだ余裕がないと思うので…。少し落ち着いてからでもいいですか?」
ところが義母は、明るい調子で笑いました。
「大丈夫よ。長居しないから」
「家の中も、たぶん片づける余裕がなくて」
すると義母は、さらに笑って言いました。
「散らかってても気にしないわよ。家族なんだから」
その言葉を聞いた瞬間、返事に詰まりました。
義母に悪気がないことは分かっています。孫に会えることを、本当に楽しみにしてくれているのでしょう。
それでも、散らかった家を気にするかどうかではありません。産後の自分がどんな状態なのかも分からない中で、来客に気を遣うこと自体が不安だったのです。
「日にちは、またこちらから連絡しますね」
その日はそう伝えるのが精いっぱいでした。
夫が義母に伝えた一言
義母が帰ったあと、私は夫にその話をしました。
「お義母さん、退院したらすぐみんなで来るつもりみたい」
夫は少し考えてから聞きました。
「断った?」
「落ち着いてからって言ったんだけど、大丈夫って言われちゃって」
すると夫は、すぐにスマートフォンを手に取りました。
「じゃあ、俺から言うよ」
その日の夜、夫は義母に電話をしました。
「赤ちゃんに会いたいのは分かる。でも、退院してすぐは来ないでほしい」
そして、続けてこう伝えました。
「来てもらえる日が決まったら、こっちから連絡するから」
電話を終えた夫に聞くと、義母は少し残念そうにしながらも「分かった」と答えたそうです。
数日後、義母から私にもメッセージが届きました。
「落ち着いたら教えてね。楽しみに待っています」
その一文を見て、ようやく肩の力が抜けました。
相手に悪気がなくても、自分では伝えにくいことがあります。そんなとき、夫婦のどちらかが間に入ってはっきり伝えることも、大切なのだと感じた出来事でした。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














