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2026.08.21(Fri)

「高いね。レンタルでもいいよ」成人式の振袖の料金を代わりに払った母。後日、お店から電話が来たワケ

「高いね。レンタルでもいいよ」成人式の振袖の料金を代わりに払った母。後日、お店から電話が来たワケ

振袖代は、母が出してくれるはずだった

成人式の振袖を選んだとき、値段を見てためらったのは私のほうでした。

「高いね。レンタルでもいいよ」

そう言うと、母は「せっかくなんだから、いちばん気に入ったのを選びなさい」と笑いました。代金は母が払い、分割にするという話も母に任せていました。

私はその言葉を信じて振袖を選び、成人式の日に袖を通しました。その時点では、支払いについて心配したことなどありませんでした。

ところがしばらくして、店から支払いについて連絡がありました。

「お支払いが途中で止まっておりまして。お母さまとどうしても連絡が取れないんです」

確認すると、残っていた金額は14万円でした。

母がなぜ途中から払えなくなったのか、その理由は分かりません。

ただ、私が着た振袖の代金が未払いのまま残っていることが気になり、私は店に伝えました。

「残りは、私が全部払います」

「必ず14万円は渡すね」と言った母

後日、店へ行って支払いの手続きを済ませました。14万円は決して小さな金額ではありません。それでも、未払いの状態が続くよりはいいと思いました。

その夜、母に電話をして、私が残りを払ったことを伝えました。

母は少し黙ったあと、「ありがとう」と言いました。そして、いつもの明るい声で続けたのです。

「必ず14万円は渡すね」

私はその言葉を信じました。すぐではなくても、いつか返してくれるのだろうと思っていました。

けれど、あれから7年。母とは今も普通に話しますし、一緒に食事をすることもあります。それでも、14万円について母から話が出たことは一度もありません。振り込みもないままです。

私からも、今さら切り出せずにいます。返してほしくないわけではありません。ただ、7年もたつと、どんなふうに話せばいいのか分からなくなってしまいました。

電話の向こうで母が言った「必ず14万円は渡すね」という言葉だけは、今でもはっきり覚えています。

※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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