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2026.09.25(Fri)

「ここに停まっていると、ベビーカーが通れなくて」マンション前の車に困った私が持ち主へ伝えた一言

「ここに停まっていると、ベビーカーが通れなくて」マンション前の車に困った私が持ち主へ伝えた一言

ベビーカーで車道に出るしかなかった

その日も、マンション前の道路には、いつもの車が停まっていました。

白線で区切られた細い歩道をふさぐように停まっていて、2歳の娘を乗せたベビーカーでは、そのまま通れません。

私はいったん立ち止まり、左右を確認してから車道へ出ました。

停まっている車の横を回ったそのとき、後ろから来た軽トラックがベビーカーのすぐ脇を通っていきました。

「ブーブー、はやいね」

娘は楽しそうでしたが、私は歩道へ戻ってからもしばらく落ち着きませんでした。

車の持ち主は、近所に住む50代くらいの男性です。

朝から夕方まで、長い時間そこに停めていることがありました。何か事情があるのかもしれないと思い、これまでは何も言わずにいました。

その夜、実家の母に電話で話しました。

「あの車があると、ベビーカーで通れないの。行きも帰りも、車道に出るしかなくて」

「それは怖いね。本人には話したの?」

「まだ。怒りたいわけじゃないんだけど…」

「だったら、困ってることだけ伝えてみたら?」

娘を見た男性が、言葉を止めた

翌朝、ベビーカーでエントランスを出ると、ちょうど男性が車のドアに手をかけていました。

私は思い切って声をかけました。

「すみません。この車の方ですよね」

「はい、そうですけど」

「ここに停まっていると、ベビーカーが通れなくて…。車道に出ないといけないんです。できれば、近くのコインパーキングに停めてもらえると助かります」

男性は少し黙り、私の横にいる娘へ目を向けました。

「…そうだったんですか。そこまで気づいてなかったです」

そして娘に向かって、「危なかったね。ごめんね」と声をかけました。

「孫もいるのに、気が回らなかったな。今日から向こうに停めます」

そう言って、男性は私にも頭を下げました。

車が出たあと、ちょうどごみを出しに来た同じ階の女性が声をかけてきました。

「話したんだね。私も自転車で通りにくいなって思ってたの」

それから、マンション前にその車が停まることはなくなりました。

数日後、近くのコインパーキングのそばで男性を見かけると、娘に気づいて笑顔で手を振ってくれました。

相手を責めるのではなく、困っていることをそのまま伝える。それだけで変わることもあるのだと感じた出来事です。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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