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2026.11.02(Mon)

「全部、前から知ってたよ」妻に内緒でカード2社を限度額まで使った僕。夕食後、笑顔で並べられた封筒に背筋が凍った

「全部、前から知ってたよ」妻に内緒でカード2社を限度額まで使った僕。夕食後、笑顔で並べられた封筒に背筋が凍った

妻に言えなかったお金のこと

妻の妊娠が分かったのは、結婚してまだ間もないころでした。

当時、僕にはほとんど貯金がありませんでした。

お祝いでいただいたお金も、ベビー用品をそろえるうちに減っていきました。

これから子どもが生まれるのに、お金が足りないなんて言えない。

妻を不安にさせたくなくて、足りない分はクレジットカードで払うようになりました。

以前から持っていた投資の口座でも損をしており、生活費はますますカード頼みに。

気がつけば、2社のカードがどちらも限度額に達していました。

ある夜、ソファで携帯電話の利用明細を確認していると、妻に声をかけられました。

「どうしたの?何かあった?」

「いや、仕事のことでちょっとね」

「そう?なんか難しい顔してたから」

「大丈夫だよ」

僕は慌てて画面を伏せました。

結局、僕は使っている銀行でローンを組み、カードの返済をまとめることにしました。

もちろん、妻には内緒です。

借りたお金は家族で使っている口座に振り込まれたので、入金履歴には残っていました。

ただ、妻はふだん口座の画面を確認しないと思っていたので、気づかれないだろうと考えていました。

カード会社から届く封筒も、寝室の引き出しの奥にしまっていました。

自分から話さなければ、知られずに済む。そんな甘い考えだったのです。

妻が並べた封筒を見て、言葉を失った

ある夜、夕食を終えたあと、妻が僕の向かいに座りました。

テーブルの端には、何通かの封筒が重ねて置かれています。

「ねえ、ちょっと聞いてもいい?」

「うん、何?」

妻は携帯電話をこちらに向けました。

画面には、家族で使っている口座の入金履歴が表示されています。そこには、ローンで借りたお金の記録が残っていました。

「この入金って、何のお金?」

「ああ、それは……」

すぐに答えられずにいると、妻はテーブルの封筒を僕の前に並べました。

見覚えのある封筒ばかりです。引き出しの奥に隠していた、カード会社からのものでした。

「これも見つけたんだけど」

「……引き出しの中、見たの?」

「うん。全部、前から知ってたよ」

妻はそう言って、少し笑いました。

僕は何も言えなくなりました。隠していたものが、すべて目の前に並んでいるのです。

「……ごめん。言わなきゃとは思ってたんだけど」

ようやくそう言うと、妻は静かに答えました。

「いつ自分から言ってくれるか、ずっと待ってたの」

「……怒ってるよね」

「うん。でも、ちゃんと話してほしかった」

妻は声を荒らげることもなく、僕の顔を見ていました。

怒鳴られるよりも、その落ち着いた様子がつらく感じられました。

その夜から、家計はすべて妻が管理することになり、僕は少しずつ返済を続けています。

寝室の引き出しの奥には、もう何も隠していません。

今でも食卓で妻と向かい合うと、あの夜の笑顔を思い出すことがあります。

妻はほかにも何か知っているのだろうか。僕が自分から話すのを、まだ待っていることがあるのだろうか。

そんなことを考えてしまいますが、怖くていまだに聞けずにいます。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた20代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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