「ボールが、うちの車に何度も当たっています」朝7時からバスケが響く隣家。だが、裏の家の男性が伝えた被害
休みのたびに続いたガンガンという音
隣に家族が越してきて1年ほどたったころ、庭にバスケットゴールが置かれました。
場所は、隣の家のさらに裏にある家との境の塀ぎわです。
初めは短い時間だけだったのですが、しだいに朝7時ごろからドリブルの音が聞こえるようになりました。
夕方も暗くなるまでシュートの音が続きます。
特につらかったのは休みの日でした。
隣の大人たちは昼からバーベキューを始め、お酒を飲みながら大声で話したり、バスケをしたりしていました。
ボールがゴールに当たるたびに、ガンガンという音が家の中まで響いてきます。
「また始まった…」
窓を閉めても音はほとんど変わりません。せっかくの休日なのに、家でゆっくり過ごすこともできませんでした。
我慢できなくなったある朝、家と家のあいだでボールを拾っていた隣の家の父親に声をかけました。
「すみません。朝のバスケの音なんですけど、もう少し遅い時間にしてもらえませんか」
すると父親は、少し面倒そうな顔をしました。
「うちの庭で遊んでいるだけなんですけど」
「それは分かるんですが、朝7時だと、まだ寝ているので……」
「子どもが遊んでるだけですよ。ちょっと気にしすぎじゃないですか」
そう言うと、父親は話を切り上げて家に入ってしまいました。
それ以上は何も言えませんでしたが、やはり納得できません。その週末も、朝からボールの音は変わらず聞こえてきました。
バーベキュー中に現れた裏の家の男性
次の休みの日も、隣では昼からバーベキューとバスケが始まりました。
昼すぎ、私が窓ぎわで掃除機をかけていると、隣の庭先から人の声がしました。
掃除機を止めて窓の外を見ると、裏の家の男性が隣の父親に話しかけていました。
「すみません、ちょっといいですか」
「はい、何でしょう」
父親はトングを持ったまま、男性のほうを向きました。
「ボールが、うちの車に何度も当たっています」
「え、車に?」
「はい。そこの塀を越えて飛んでくるんです。少しへこんでいて…」
男性は自分の家のほうを指さしました。
父親は驚いたように塀のほうを見ましたが、すぐには言葉が出てこない様子でした。
男性は続けました。
「それと、朝早くから音も結構響いているんです。庭で遊ぶのはいいんですけど、もう少し気をつけてもらえませんか」
「ああ……そうだったんですか」
父親は小さくそう答えると、トングを持ったまま黙ってしまいました。
近くでバーベキューをしていた大人たちも会話をやめ、二人の様子を見ていました。
私が朝の音についてお願いしたときとは、明らかに違う反応でした。
次の週には、バスケットゴールが裏の家から離れた場所へ移されていました。
それからは朝早くも夕方遅くも、ボールの音が聞こえなくなりました。
休みの日に目覚まし時計が鳴るまでぐっすり眠れるようになり、ようやく落ち着いて過ごせるようになりました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














