tend Editorial Team

2025.11.18(Tue)

「これ、知り合い価格でお願いね?」と軽く言う友人。提出してきた予算表を見て思わず震えた【短編小説】

「これ、知り合い価格でお願いね?」と軽く言う友人。提出してきた予算表を見て思わず震えた【短編小説】

予算表が示す「仕事の価値」

私は小さなデザイン事務所を経営しています。
主にウェブサイトやロゴのデザインを請け負っています。
そんなある日、学生時代から親しかった友人から連絡がありました。
彼女がカフェをオープンすることになり、そのウェブサイトとロゴデザインを私に頼みたいというのです。
「あなたに頼めば安心だわ!デザインは全部お任せね。もちろん、これ、知り合い価格でお願いね?」
彼女は悪気もなく言いました。
私は旧友の夢を応援したい気持ちもあり、快諾しました。

 

数日後、友人からメールで「予算表」と題されたファイルが届きました。
見積もり作成の参考にしようとそのファイルを開いた瞬間、私は思わず息を飲みました。
そこに書かれていたのは、「ウェブサイト制作費:2万円」「ロゴデザイン:5千円」という、信じられない予算金額だったのです。
ウェブサイト制作は通常数十万円、ロゴデザインだけでも数万円が相場です。
私が提示しようと考えていた「知り合い価格」でも、合計で15万円ほどでした。
しかし、彼女が提示してきた金額は、あまりにも非常識な数字でした。
その予算表は、私のプロとしての仕事を、まるで「おまけ」か「趣味」程度にしか考えていないことが、痛いほど伝わってきたのです。

 

プロとしての責任と決断

私はすぐに友人に電話をかけました。
「ごめん。この予算だと、うちの事務所では請け負えないよ。」
すると友人は、驚いた様子もなく言いました。
「えー、なんでよ?パソコン一つでできる仕事でしょう?材料費なんてかからないじゃん。それに、知り合い価格ってそういうことじゃないの?」
彼女は私の仕事に対する価値を全く理解しておらず、「友人」という関係性を悪用していると感じました。

 


「ごめんね。友人だからこそ、私の仕事の価値を下げて、タダ同然で受けることはできないよ」
そう伝えると、友人は不満そうに電話を切りました。
この一件で、私は自分の仕事の価値を自分で守ることが、プロとしての責任だと改めて学びました。
残念ながら、彼女との友情は以前のようには戻らないだろうと感じています。

 

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

******************
心に響くストーリーをもっと読みたい方
【他のおすすめ短編小説を見る】
******************

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.01.02(Fri)

夫「浮気したのは、お前が冷たいから」と逆ギレ→浮気相手との話し合いの場で本当の理由が発覚【短編小説】
tend Editorial Team

NEW 2026.01.02(Fri)

「女は結婚して辞めるのが幸せだ」古い価値観を押し付ける父。だが、私の正論をうけ表情が一変【短編小説】
tend Editorial Team

NEW 2026.01.02(Fri)

「先生、息子を部活のレギュラーにしてください!」と無理難題を言う親→顧問の一言で表情が一変【短編小説】
tend Editorial Team

RECOMMEND

2025.11.10(Mon)

活動休止中の出来事も公開!プロレスラーとして活動再開したフワちゃんが『プロレス仕様』のホームページを公開!「めっちゃ楽し...
tend Editorial Team

2025.12.25(Thu)

「形見の着物なんて古い布だろ」と勝手に捨てた兄。しかし、着物が高価な品と知り顔面蒼白に【短編小説】
tend Editorial Team

2025.12.11(Thu)

「桁バグってて二度見した」「450万即決とか伝説すぎる」と驚きの声。がーどまん、金欠でメルカリにギターを出品→450万円...
tend Editorial Team