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2026.05.19(Tue)

「昇進できるとは思わなかった!」昇進を笑った学生時代の親友。後日、直接親友と向き合った結果

「昇進できるとは思わなかった!」昇進を笑った学生時代の親友。後日、直接親友と向き合った結果

積み重なっていた小さな棘

学生時代から続く友人との関係は、表面上は穏やかだった。

でも最近、会うたびに小さな棘を感じることが増えていた。

仕事の相談をすれば「私のほうがつらい」に変わり、うまくいったことを話せば「そんなもんか」と流された。

笑いながら言われるから言い返せなかったし、一つひとつは些細なことだと思って溜め込んでいた。

言葉にするほどのことでもないとずっと思ってきた。

彼女にはそういうところがあるとも理解していたし、他の場面では頼りになることもあった。

だから関係を変えようとは考えてこなかった。それでも、蓄積したものは確実にあった。

職場での昇進が決まり、個別メッセージで報告した。

彼女からすぐに返信が来た。

「昇進できるとは思わなかった!」

読んで、スマートフォンを置いた。

その言葉が頭を離れなかった。

翌日、グループで顔を合わせると彼女は「意外だったよ」と笑いながら繰り返した。

周囲が微妙な空気になった。その場では黙って笑い流したけれど、帰り道でじわじわと怒りに似た感情が湧いてきた。

一週間ほどずっと考えた。

言うべきか、黙っておくべきか。でも、このままにしたら自分が嫌になると思った。

「今まで通りはできない」と告げた日

二人で会う約束をしていた日、カフェで向き合った。

少し雑談してから、私は話を切り出した。

「話すのが正直辛い。もう、今まで通りの関係ではいられない」

続けて、昇進の報告に返ってきた言葉が傷ついたこと、それ以前にも似たような場面が重なってきたことを、なるべく穏やかな声で話した。

彼女はカップを手にしたまましばらく黙っていた。そして口を開いた。

「そんなつもりじゃなかった」

それだけだった。謝罪でも、説明でもなかった。

私は「そうか」と思って、それ以上は続けなかった。

言いたいことは伝わったし、これ以上の言葉は必要なかった。

カフェを出て、風に当たったとき、不思議と気持ちが落ち着いていた。

長いこと自分の中で圧縮されていたものが、やっと外に出た感覚だった。

それ以降、連絡はほとんどなくなった。グループの中では変わらず顔を合わせているけれど、二人きりで会うことはなくなった。

それでも後悔はなかった。自分の言葉で区切りをつけた、それで十分だった。

あのカフェでの会話は、今でも時々頭に浮かぶ。

大げさな終わり方ではなかった。怒鳴りもせず、泣きもせず、ただ静かに話して、静かに別れた。

それでも自分の言いたいことを相手にきちんと届けた、という感覚がずっと残っている。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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