「それ、毎回言わなくてもいいよ」正月の食卓で食べるものに口を出す従兄。だが、我慢出来なかった私が返した一言
久しぶりに従兄と囲んだ年末の食卓
大晦日、久しぶりに親戚が実家へ集まりました。私も昼過ぎに到着し、居間へ入ると、すでに伯母や従兄たちが楽しそうに話しています。
従兄とは昔から仲がよく、会うのは年に数回ほどですが、顔を合わせれば仕事や趣味の話で何時間でも盛り上がれる相手です。
その従兄は、ここ数年、食事の内容にかなり気を使うようになっていました。揚げ物や味の濃いものはあまり選ばず、野菜や豆腐などを中心に食べています。
もちろん、それは従兄自身が決めていることです。私は特に気にしたこともありませんでした。
夕食の時間になり、座卓には煮物や刺身、焼き鳥などが並びました。私が焼き鳥を一本取ろうとすると、向かいに座っていた従兄が言いました。
「それ、結構こってりしてるよ」
私は「そうだね」と笑って、そのまま皿に取りました。
食べるたびにかけられる一言
翌日の昼にも、似たようなことがありました。
みんなで残った料理を食べていたとき、私が揚げ物に箸を伸ばすと、また従兄がこちらを見ました。
「昨日も食べてなかった?」
悪意があるような言い方ではありません。ただ、食事のたびに言われると、少しずつ気になってきます。
私は従兄が何を選んでも、「もっと食べたら」とも「それだけで足りるの」とも言ったことはありませんでした。
それぞれ好きなものを食べればいいと思っていたからです。
そして二日の昼、みんなで焼き鳥の残りを温めて食べていたときでした。
私が一本手に取ると、従兄がまた言いました。
「またそれ食べるの?」
私は思わず箸を止めました。
「お互い好きに食べればいいじゃん」
怒って言い返したかったわけではありません。ただ、このまま毎回言われるのも嫌だと思い、私は従兄に伝えました。
「それ、毎回言わなくてもいいよ」
従兄が少し驚いた顔をしました。
「え?」
「そっちが何を食べても、僕は何も言わないでしょう。お互い好きなものを食べればいいじゃん」
そう言うと、従兄は少し黙りました。
そして自分の皿を見ながら、「確かにそうだね。ごめん」と答えました。
それからは、私が何を取っても従兄が口を出すことはありませんでした。
食事の好みは人それぞれです。自分に合っている方法が、相手にも合っているとは限りません。
仲のいい相手だからこそ、つい何気なく言ってしまうこともあります。それでも、お互いの選び方には踏み込みすぎない距離感も大切なのだと感じた正月でした。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた20代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














