「気を遣わなくていいよ」3年間一度も手土産を持ってこなかった義姉。だが、夫に相談すると意外な返答がきた
3年間、財布を出さない義姉
結婚してから3年、夫の姉はほぼ毎週うちに通ってきます。
問題は、その手がいつも空っぽなこと。手土産はもちろん、一緒に出前を頼んだ日でさえ、義姉が代金を出したことは一度もありませんでした。
「うちはお互い様だから」
そう言われたこともありますが、お互い様も何も、出してもらった記憶がこちらには一つもないんです。
お茶を出し、料理を作るのは、いつだって私の役目でした。
逆に私が義姉宅を訪ねるときは、毎回きちんと菓子折りを持っていきました。それを渡すと、義姉は決まって軽く手を振ります。
「気を遣わなくていいよ」
気を遣ってほしいのは、本当はこっちの方でした。
夫がこぼした、思いがけない一言
とはいえ、相手は夫の姉。
文句を言えば角が立つと思い、私はずっと笑顔を作り続けてきました。
その我慢が限界を超えたのは、義姉が帰った後の散らかった食卓を片付けていたときです。
思わず夫の前でぽつりとこぼしました。
「お姉さん、いつも手ぶらで来て食事代も出さないよね。私が行くときは毎回お土産持ってくのに」
夫は箸を止めて、少し考えてから言いました。
「言われてみれば、確かにそうだ。こっちばっかり気を遣ってたんだな」
そして、こう続けたんです。
「もう手土産なんてやめていい。対等でいこうよ」
自分の姉をかばうのかと身構えていた私は、拍子抜けしました。
同時に、ずっと張っていた気持ちがほどけていったんです。
手ぶらで行った日、形勢が変わった
その言葉に背中を押され、私は次の訪問で初めて手土産を持たずに行きました。
「あれ、今日は何も持ってこなかったの?」
玄関で迎えた義姉が、戸惑った声を出しました。いつも受け取る側だった人が、急に落ち着かない様子です。
「気を遣わなくていいって、いつも言ってくれてましたよね」
私が笑ってそう返すと、義姉は言葉を探すように口を開いて、結局何も言えませんでした。
変化はすぐに表れました。翌週うちに来た義姉は、手にお菓子を提げていたんです。
「これ、お礼。いつもごちそうになってるから」
ばつが悪そうに渡してくる義姉に、私は静かに頭を下げて受け取りました。
声を荒らげたわけでも、嫌味を言ったわけでもありません。ただ片方だけが気を張る関係を、そっと終わらせただけです。
あれだけ堂々と手ぶらで来ていた義姉が、今では帰り際に必ず「今日もありがとうね」と一言添えてくれます。受け取って当然だった人の口から出た言葉に、少しだけ胸がすく思いがしました。
対等になった途端、義姉との付き合いが嘘みたいに軽くなりました。あの夜の夫の一言が、ずっと続いた我慢に区切りをつけてくれたんです。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














