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2026.09.09(Wed)

「いやいや、すごい腹だなと思ってさ」知らない男性に突然触られた僕。だが、隣の女性の一言で態度が一変

「いやいや、すごい腹だなと思ってさ」知らない男性に突然触られた僕。だが、隣の女性の一言で態度が一変

上の階で待ち合わせ、1階のレストランへ向かった

夏の昼下がり、駅前のビルで知人の女性と待ち合わせた。

半年ぶりに会う相手だったので、少し買い物をしてから、1階にあるレストランで食事をすることにしていた。

エレベーターに乗ると、すでに年配の男女が奥に立っていた。

私たちが入って4人になる。

私は扉の横に立ち、知人と小声で「混んでなければいいですね」などと話していた。

そのとき、奥にいた男性が私のほうをじっと見た。

「いやあ、立派だなあ」

何のことだろうと思った直後だった。

男性が急に手を伸ばし、上着の上から私のお腹をぽんぽんと触ったのだ。

「えっ…ちょっと、やめてください」

思わず身を引いたが、すぐ後ろは壁だった。

突然すぎて、それ以上の言葉が出てこない。

知人も「え…?」と声を漏らしたまま固まっていた。

男性は悪びれる様子もなく、笑いながら言った。

「いやいや、すごい腹だなと思ってさ」

冗談のつもりだったのかもしれない。ただ、知らない人に突然体を触られたこちらとしては、笑えるはずもなかった。

「何してるの。嫌がってるでしょう」

その空気を変えたのは、男性と一緒にいた女性だった。

「ちょっと!何してるの」

鋭い声と同時に、女性が男性の腕を引いた。

男性はきょとんとしている。

「何って、別に。ちょっと触っただけだよ」

「ちょっとじゃないでしょう。知らない人よ」

「悪気なんかないって」

「悪気があるかどうかじゃないの。嫌がってるでしょう」

女性の声には、本気で腹を立てているのが分かった。

男性はまだ納得していないような顔をしていたが、女性は私を一度見てから、もう一度男性に言った。

「ほら。ちゃんと謝りなさい」

男性は少し黙ったあと、私のほうを向いた。

「…悪かったね」

女性がすぐに横から言う。

「『悪かったね』じゃないでしょう」

男性は困ったように息を吐き、今度は少し頭を下げた。

「すみませんでした」

「…はい」

私も、それしか返せなかった。

ちょうどそこで1階に着き、扉が開いた。

女性は降りる前にこちらを振り返り、「本当にすみません」と頭を下げた。男性はその横で黙ったままだった。

二人がロビーへ出ていってから、知人がようやく私の顔をのぞき込んだ。

「大丈夫ですか?びっくりしましたよね…」

「うん。何が起きたのか、まだよく分からないです」

そう答えると、知人も小さく息を吐いた。

「私も止めなきゃと思ったのに、固まっちゃいました」

「いや、あれは固まりますよ」

二人でそんなことを話しながら、予定していたレストランへ向かった。

男性がなぜあんなことをしたのかは、今でも分からない。

ただ、あの狭い箱の中で何も言えなくなっていた私にとって、連れの女性がすぐに「嫌がっているでしょう」と言ってくれたことだけは、今もよく覚えている。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた60代以上男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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