「普通、資料のホッチキスは右上でしょ!」と自分の常識を押し付ける先輩。だが、会議での部長の発言をうけ、思わず赤面
あなたの普通って何
「これくらい、普通わかるよね?」
職場で響く先輩の声に、私はいつもモヤモヤしていました。
先輩はとにかく自分のやり方が絶対の人。
「普通、資料のホッチキスは右上でしょ!」
「普通、メッセージはすぐ返すもの」と、個人の価値観をさも世間の常識かのように押し付けてきます。
飲み会の席でも「若手がサラダを取り分けるのが普通でしょ」と後輩を叱り、周りをヒヤヒヤさせていました。
そんなある日、重要な会議の準備でのこと。
後輩が一生懸命まとめた売上データの資料を見て、先輩はため息をつきました。
「普通、こういう数字はグラフにするでしょ?表のままなんてありえない。やり直して」
後輩は「今回は細かい数字の推移を見たいと言われていたので」と反論しましたが、先輩は聞き入れません。
後輩は仕方なく、残業して資料を作り直しました。
そして翌日の会議本番。完成した資料を見た部長が、急に眉をひそめました。
「なんだこれは。とても見にくいな」
先輩は慌てて「えっ?でも、普通はグラフにした方が視覚的にわかりやすいかと…」と言い訳をします。
すると部長は、呆れたように言い放ちました。
「今回は細かい数字を正確に比較する会議だよ。普通、こういう時は表のままで出すだろう。君の個人的な『普通』を仕事に持ち込まないでくれたまえ」
先輩が顔を真っ赤にしてうつむく中、後輩がスッと立ち上がりました。
「念のため、表にまとめた資料もご用意しております」
配られた見やすい資料を見て、部長は「これだよ。素晴らしい!」と後輩を大絶賛。
先輩は完全に赤っ恥をかき、私は胸がすく思いでした。
押し付けるものではない
「自分の常識は、他人の非常識かもしれない」
以前友人が言っていた言葉を思い出し、私は心の中で大きく頷きました。
それ以来、先輩の口から「普通は」という言葉は消えました。
誰かの「当たり前」に振り回されなくなった職場はとても快適です。
私も無意識に自分の「普通」を押し付けないよう気をつけながら、明日からもスッキリした気持ちで働けそうです。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














