tend Editorial Team

2026.02.25(Wed)

「あの、すみません…降ります…」電車のドア前から動かない男。だが、他の乗客の一言で状況が一変

「あの、すみません…降ります…」電車のドア前から動かない男。だが、他の乗客の一言で状況が一変

満員電車での出来事

平日の朝、いつものように息苦しい満員電車。

車内はぎゅうぎゅう詰めで、身動き一つ取れません。

「痛っ……」

思わず心の中で声を上げました。

ドア付近に立つ中年の男性が、スマホを見ながら大きく張った肘。電車が揺れるたびに、それが私の腕にゴツゴツと当たるのです。

(周りのこと、全然気にしてないんだな……)

正直かなりストレスですが、朝からトラブルになるのは避けたいところ。

ひたすら耐え忍ぶ、苦痛のひととき。

やがて次の駅に到着し、ドアが開きます。

すると、近くにいた小柄な高齢の女性が、手すりにつかまりながら出口へ。

「あの、すみません…降ります…」

申し訳なさそうに声をかける女性。

しかし例の男性はスマホから目を離さず、道を空ける気配がありません。困った表情で立ち止まってしまう女性。

(どうしよう、私が何か言わなきゃ……でも怖い)

ためらっていた、まさにその時。

サラリーマンの男性の一言

すぐ隣にいたサラリーマンの男性が、すっと一歩前に出ました。

「すみません。こちら降りる方がいらっしゃるので、少し詰めていただけますか」

決して声を荒げるわけではありません。

とても落ち着いた、丁寧ではっきりとした声。

「あ……」

言われた男性は一瞬ムッとしたような顔つきに。しかし周囲の視線に気づいたのか、無言でスッと体をずらしてスペースを空けました。

「ありがとうございます……」

高齢の女性は小さく頭を下げ、無事に電車を降りていきます。

その瞬間、車内の空気がふっと和らいだような感覚。

誰も何も言いませんが、「よく言ってくれた!」という共通の安堵感が車内に流れていた気がします。

(すごいな……私には、あんな風に言う勇気はなかったな)

波風を立てたくない、面倒に巻き込まれたくない。

そんな気持ちが先立っていた自分が、少し恥ずかしくなりました。

ふとサラリーマンを見ると、彼は何事もなかったかのように、また自分のスマホに目を落としています。そのさりげない姿が、妙に印象的でした。

職場に着く頃には、朝のイライラはすっかり消え去り、すがすがしい気分に。

「なんだか今日は、少し良い一日になりそう」

誰かの冷静な行動一つで、こんなにも気分が晴れるものなのですね。

日常の中で一番スカッとする瞬間は、案外こうした静かな出来事の中にあるのかもしれません。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.10.11(Sun)

「今日だけだから」と言い訳する隣人。うちの駐車場で勝手に水をくんでいた奥さんが、続けて口にした信じられない一言
tend Editorial Team

NEW 2026.10.11(Sun)

「順番なんか知るか、海の見える席にしろ」ホテルの朝食会場で怒鳴った男性。だが、結局中央の席を選んだ理由
tend Editorial Team

NEW 2026.10.10(Sat)

「私ならちょっと無理かも」私が出産した産院を口コミで否定するママ友。最後に本人が選んだ場所に唖然
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.09.11(Fri)

「お金のことで大変だった時期もあって」披露宴で家族のお金の話まで始めた女性。だが、新婦の父がかけた一言とは
tend Editorial Team

2026.01.19(Mon)

立憲民主党・原口一博氏、公明党との新党結成に反発→「一刻も早く離党すべき」「離党される事が一番」とネットで物議に
tend Editorial Team

2026.03.04(Wed)

「騙されて買っちゃったよ」「非常に悪質です」と怒りの声続出。高市早苗首相、仮想通貨『SANAE TOKEN』との関与を否...
tend Editorial Team