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2026.05.26(Tue)

「言葉が通じない土地にひとり置き去り?」私を置いて家族と買い物に行った彼。だが、友人の一言で別れを決意

「言葉が通じない土地にひとり置き去り?」私を置いて家族と買い物に行った彼。だが、友人の一言で別れを決意

慣れない部屋にひとり残された午後

当時の彼は、故郷が日本ではない国の出身でした。

お付き合いを重ねた末に、初めて彼の実家を訪ねる機会が巡ってきたんです。

前夜はご両親が手料理で歓迎してくれて、片言ながら気持ちを伝え合う温かい時間を過ごしました。緊張していた肩が、ようやく少し下がったのを覚えています。

翌朝、彼は少し申し訳なさそうに「ちょっと買い物に行ってくる」と言って出かけました。

家族水入らずの時間も大事だろう、と素直に受け止めて、私はひとり実家でくつろがせてもらうつもりでいたんです。

ところが昼を過ぎても、彼は戻ってきません。

ご両親も外出されていて、家の中は静かなまま。慣れない椅子に座って窓の外を眺めながら、何度かメッセージを送りましたが、返信はぽつりぽつりとしか届きませんでした。

窓越しに見える景色は美しいのに、自分だけが時間から取り残されているように感じたのでした。

夕方になって、ようやく状況がわかりました。

彼は近所の買い物に出ていたのではなく、いとこの家族と合流して、家族水入らずで別の地域へ旅行に出かけていたのです。

日本へ電話して見つめ直した関係

(家族の時間が大切なのはわかる。でも、日本からわざわざ連れてきた相手を、言葉が通じない土地にひとり置き去りにして旅行?)

頭の中で何度も同じ問いを繰り返しても、納得できる答えは出てきません。

気持ちを落ち着けるために、日本にいる友人へ国際電話をかけました。

声を震わせながらここまでの経緯を話すと、向こうははっきりと声を上げました。

「大切にされてないんじゃないかな」

その断言に、わたしは息を呑みました。

続けて、「付き合わない方がいいよ、帰ってきな」と背中を押してくれたんです。

遠く離れた場所からの一言で、自分の中の輪郭がぐっと戻ってくるのがわかりました。

戻ってこない人を待ち続けて、寂しさを我慢する役を引き受け続けるのは違う。そう腹をくくれたのが、その電話の最中でした。

夜、ようやく連絡がついた彼に、私は感情を抑えてこう伝えました。

「家族水入らずで幸せに過ごしてください」

責める言葉も、嫌味も付け加えませんでした。ただ、自分はここに居続ける理由を見失った。

それだけはきちんと残して、関係に区切りをつけたんです。

翌日には荷物をまとめ、ひとりで帰路につきました。

空港のロビーで搭乗を待つ間、不安よりも先に、頭の中が静かに整理されていく感覚がありました。機内で目を閉じたとき、落ち込みよりも、すっきりした感覚のほうが大きかったのを覚えています。

自分を後回しにする関係に、これ以上時間を預けなくていい。そう実感できた旅でした。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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