「頼れるのはあんただけなの!」妹と兄ばかり可愛がるのに金は私に無心する母→2児の育休中に私が下した決断
「頼れるのはあんただけ」の裏側
子どもの頃から、母は妹と兄ばかりを可愛がった。
何かあると、決まって責められるのは私。それでいて、お金の相談と長い愚痴だけは、いつも私のところにやってくる。
「あんたは昔から、しっかりしてるからね」
「頼れるのはあんただけなの!」
そう言われるたび、都合よく使われているだけではないかと、胸の奥がざらついた。
妹の愚痴、兄への不満、ご近所とのいざこざ。
長い長い電話は、たいてい「ちょっとお金の相談なんやけど」で締めくくられる。
母は昔から働きに出ようとせず、家計はいつも火の車だった。
生活費も携帯電話の料金も、毎月ぎりぎり。
私が働き始めてからは、その穴埋め役は、いつの間にか私の役目になっていた。
実家に顔を出すたび、財布の中身をあてにされているのが、痛いほど伝わってきた。
ここ数ヶ月は、家のローンが払えないと言っては、私にお金を借りに来ていた。
「滞納したら、家を売らなあかんようになる」
そう言われれば、突き放せない。私は毎月のように、万単位のお金を工面して渡していた。
2児の育休中に、私が下した決断
けれど、私も育休中の身だった。
収入は減り、二人の子どもを育てるだけで、家計はぎりぎりだ。
母に渡すお金の分だけ、我が家の食卓が細くなっていく。
上の子の保育料も、下の子のおむつ代もかかる。育休手当だけの家計は、もう削れるところなどどこにも残っていなかった。
ある日、いつものように母から電話が来た。
「今月も、ちょっとええかな」
その一言で、私は決めた。
「お母さん。悪いけど、もう今までみたいには渡せない」
「……なんで急に、そんな冷たいこと言うん」
「冷たいんじゃなくて、うちの子たちの暮らしを守らなあかんの」
電話の向こうで、母が黙り込むのがわかった。
翌週から、私は母と少しだけ距離を置くことにした。
もちろん、罪悪感がなかったわけではない。育ててもらった恩は、確かにある。けれど、その恩を盾にされて、自分の家庭まで傾けるわけにはいかなかった。
お金をせびる電話は、驚くほどあっさりと減っていった。
薄情だと思われてもいい。私がまず守るのは、目の前で笑うこの子たちの毎日だ。
そう腹をくくった日から、財布の中身に怯えて眠る夜は、少しずつ消えていった。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














