tend Editorial Team

2026.07.10(Fri)

「あなたのおばあちゃん、バツイチなのよ」中2の娘に失礼な話をする大叔母。我慢出来なかった母の言葉とは

「あなたのおばあちゃん、バツイチなのよ」中2の娘に失礼な話をする大叔母。我慢出来なかった母の言葉とは

祖父の妹に絡まれた、日曜の買い物

祖母は、祖父の親族からずっと疎まれていました。

理由は、はっきりとは知りません。ただ、その空気は子どもの私にも、なんとなく伝わっていました。

だから母は、祖父の親族と会うとき、いつもどこか身構えているようでした。

中学2年の日曜、母と二人で買い物に出かけたときのことです。

「あら、久しぶり」

そう声をかけてきたのは、祖父の妹、私にとっての大叔母でした。

祖母のことを悪く言う人がいるとは聞いていましたが、まさか孫の私に向けてくるとは思いませんでした。

母の表情が、わずかにこわばったのを覚えています。

はじめは世間話でした。けれど大叔母は、ふいに私へ意地の悪い視線を向けたのです。

「あなたのおばあちゃん、バツイチなのよ。ママにもお姉ちゃんがいたの。可哀想なお孫さんね」

大叔母は、私の顔をのぞき込むようにして、勝ち誇った笑みを浮かべていました。

初めて聞く話でした。それでも私は、なぜか少しも動じませんでした。

「それが、私に何の影響があるんですか」

大叔母の顔から、笑みが消えました。

母が放った、娘を守る一言

そのとき、隣に立っていた母が、静かに一歩前へ出ました。

いつも穏やかで、めったに声を荒げない母です。

「昔のことをこの子に持ち出して、一体何がしたいんですか。余計なことは言わないでください」

母の声は震えていましたが、その目は、まっすぐ大叔母を見据えていました。

本気で娘を守ろうとする母の姿を、私はこのとき初めて見た気がします。

相手が大人であろうと、親戚であろうと、母は一歩も引きませんでした。

大叔母は一瞬言葉に詰まり、それからばつが悪そうに目を逸らしました。

「……やっぱり、おばあちゃんに似て性格が悪いわね」

そう捨て台詞を残すと、逃げるように去っていきました。

残された私と母は、しばらくその場に立ち尽くしていました。

やがて母が、ふっと肩の力を抜いて言いました。

「よく言い返したね」

その一言が、どんな慰めより嬉しかったのを覚えています。

あのとき言い返せなかったら、私はきっと今も、あの言葉を引きずっていたと思います。

あれから何年も経ちましたが、大叔母とは二度と会っていません。

祖母のことも、母のことも、そして自分のことも。誰かの悪意で、可哀想だと決めつけられる筋合いはない。あの日、母と一緒にそう言い返せたことを、今でも誇りに思っています。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.07.10(Fri)

「これ高そうだから、私が貰っておくわね」義父の形見を奪った義姉。だが、夫の一言で決別
tend Editorial Team

NEW 2026.07.10(Fri)

「今度、この家貸してよ」妻と建てた新築を馬鹿にする義妹→身勝手な要求に義母が一喝
tend Editorial Team

NEW 2026.07.10(Fri)

「お嫁さん、お代わり持ってきて」談笑する親戚の中で私だけ働く法事。だが、勇気を出して手伝いを求めた結果
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.07.08(Wed)

「悪いけどもう無理!」2時間長電話した仲を急に切ったママ友→群れず挨拶だけ返した私が得たもの
tend Editorial Team

2025.11.23(Sun)

大谷翔平選手が「ファミリー財団」設立を発表!真美子さん、長女、デコピンとの家族ロゴに反響広がる
tend Editorial Team

2026.04.10(Fri)

志田未来、ドラマ『エラー』の会見で役者としての本音を語る→「めっちゃ褒めてあげてほしい」「大変良く出来ました」と称賛の声...
tend Editorial Team