出典:中川翔子X(@shoko55mmts)
繰り返される悲劇に投じられた一石。中川翔子が訴えるストーカー規制法強化の是非と、加害者の監視という難題
東京・池袋のサンシャインシティ内にあるポケモンセンターメガトウキョーで発生した、あまりにも凄惨な刺殺事件。警視庁の発表によれば、被害に遭った女性は以前から容疑者の男について警察に相談しており、男にはストーカー規制法違反容疑での逮捕歴もありました。法が一度は介入しながらも守れなかった命を前に、タレントの中川翔子さんがSNSで発信した切実な訴えが、いま大きな波紋を広げています。
長年にわたり自身も執拗なストーカー被害に苦しめられてきた中川さんは、被害者が転居を余儀なくされたり、日々怯えて過ごしたりする現状を悲痛な言葉で綴りました。何かあってからでは遅いという彼女の言葉には、当事者にしかわからない重みがあります。特に注目を集めているのが、逮捕歴のある加害者に対するGPS装着の義務化という提案です。加害者の人権よりも被害者の命と安全が守られるべきだという主張は、現行法の限界を感じている層から熱烈な支持を受ける一方で、法治国家としての根幹に関わる議論を呼び起こしました。
SNS上では、このあまりにストレートな問題提起に対し、以下のような生々しい声が飛び交っています。
『放たれたあとどうなったかその後がわからないままなのも怖い』
『法律はあくまで事件が起きた後に犯罪者を裁くルールであって、人を守るもしくは犯罪を未然に防ぐ制度では無いと改めて思いました』
『犯罪者の人権は大いに結構ですが、法律が社会を維持するためにあるのなら多数派に重きを置くのが筋なのでは』
現状の日本では、たとえ容疑者であっても個人のプライバシーや移動の自由を監視するGPSの運用には極めて慎重な判断がなされています。捜査段階での使用についても過去の判例で厳しく制限されており、人権の壁が立ちはだかっているのが実情です。しかし、中川さんが指摘するように、加害者が釈放された後にどのような行動をとっているのか、被害者が把握できないという恐怖は、精神的な殺人と同義であるとも言えるでしょう。
今回の事件で浮き彫りになったのは、ストーカーという異常な執着を持つ相手に対し、接近禁止命令や一時的な逮捕というカードがいかに無力であるかという絶望的な事実です。今回の犯人が自死をも辞さない「無敵の人」であった場合、物理的な監視以外に防ぐ手立てはあるのでしょうか。
中川さんの訴えは、感情論として片付けるにはあまりに重く、日本の司法が抱える構造的な欠陥を突きつけています。














