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2026.05.12(Tue)

「進捗は週次でまとめて共有します」資料を横取りされた経験から記録を残し続けた30代男性→見えない評価の怖さ

「進捗は週次でまとめて共有します」資料を横取りされた経験から記録を残し続けた30代男性→見えない評価の怖さ

資料を一人でまとめ続けた案件と、休憩室で耳にした言葉

前職を辞めて、今の会社に転職して2年目の春。

ようやく一人でプロジェクトを回せるようになり、社内向けの新規案件で主担当を任されていました。

キックオフから3か月。資料の初稿を書き、関係部署と日程を握り、見積もりの数字をひとつずつ突き合わせていく。地味で骨の折れる仕事を、ほぼ一人で進めてきました。

業務の手応えはあったので、四半期末の評価面談は、それなりに前向きな気持ちで迎えるつもりでした。

そんな矢先、給湯室で耳にしたのが、隣の島の先輩の声だったのです。

「あの案件は自分が主導した」

部長を相手に、ごく自然な口調で先輩がそう話していました。

キックオフに2回顔を出しただけの先輩がです。

胃のあたりがすうっと冷たくなる感覚。

その場で割って入りたい気持ちはありました。けれど、次の打ち合わせまで残り10分。私は紙コップを置いて、そのまま自分の席に戻りました。

次の現場で習慣にした記録と、見えないところの怖さ

その期の評価は、自分の感触よりほんの少し下でした。

大きな差ではありません。

けれど、何が原因かは、考えるまでもありませんでした。

翌月から始まった次のプロジェクトの初日、私は最初の進捗ミーティングでこう切り出しました。

「進捗は週次でまとめて共有します」

毎週金曜日に、その週の対応事項と次週のタスクを一覧化したメールを、上司と関係者全員に送る。

会議の議事録には自分の名前で日付と発言を残し、決定事項は担当者を必ず明記する。

面倒に思われそうな運用でしたが、誰も止めませんでした。

むしろ、関係者からは「全体像が見えて助かる」と言ってもらえました。

半年後、次の評価面談で、上司は手元のメール履歴を指差しながら、私の動きを具体的に挙げてくれました。

記録は、確かに私を守ってくれた。

(でも)

面談を終えた帰り道、ふと足が止まりました。

もし、私が記録を残し忘れた瞬間に、あの先輩のような誰かが、また私の知らない場所で「自分が主導した」と話したら。

そう想像しただけで、背中の真ん中にひやりと冷たい空気が走りました。

見えないところでの一言で、人の評価はあっさり書き換わる。

その怖さを知ってしまった以上、私はもう、記録を残すことをやめられない気がしているのです。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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