「陰で愚痴を言うのはやめて」役員会で突然責められた私→会長が静かに返した一言で空気が変わった
広報の仕事に追われる毎日
子どもが通う小学校で、私はPTAの広報を担当することになりました。
行事の写真を撮ったり、原稿をまとめたり、配布物の確認をしたりと、想像していた以上にやることが多く、家事との両立に余裕をなくす日も増えていました。
そんなある日、学校帰りに顔を合わせた親しいママ友と立ち話をしていたときのことです。
彼女はPTA役員ではありませんでしたが、普段からよく話す相手でした。
「最近、広報が思ったより大変で。行事が続くと、ちょっと疲れちゃうんだよね」
私がそうこぼすと、彼女は「それは大変だね。無理しすぎないでね」と聞いてくれました。
仕事を投げ出したいわけでも、誰かを責めたいわけでもありません。ただ少し聞いてもらえただけで、その日は気持ちが軽くなったのです。
役員会で突然向けられた言葉
ところが数日後、PTAの役員会で思いがけないことが起きました。
会議が終わりかけたころ、一人の役員が私に向かって口を開いたのです。
「ちょっといい?陰で愚痴を言うのはやめてほしいんだけど」
突然の言葉に、私は何のことか分からず固まりました。
話を聞くと、私が広報の仕事を「大変だ」と話していたことが、人づてにその役員の耳へ入ったようでした。
「役員じゃない人に大変だとか言われると、PTAの仕事が嫌なものみたいに聞こえるでしょう。みんなそれぞれ忙しい中でやってるんだから」
責めるような口調に、周囲も戸惑った様子で黙っています。
私は慌てて、「誰かを批判したわけではなくて、少し疲れたと話しただけです」と説明しました。
それでも相手は、「でも外でそういうことを言われると困るのよ」と譲りません。
すると、それまで話を聞いていた会長が静かに口を開きました。
「広報が忙しいのは事実だし、疲れたと誰かに話すことまで責めなくてもいいんじゃない?」
会長は続けました。
「むしろ大変だと感じている人がいるなら、負担が偏っていないかを役員会で考えたほうがいいと思う」
その言葉に、別の役員も「確かに、最近は広報さんにお願いすることが多かったかも」とうなずきました。
責めていた役員も少し間を置き、「外で誤解されるのが気になっただけ」と声の調子を落としました。
会長は「それなら、お互い言い方には気をつけよう。それでいいんじゃないかな」と話を締め、その場は収まりました。
会議のあと、会長から「大変なときは役員の中でも言ってね。無理して抱え込まなくていいから」と声をかけてもらいました。
何気なくこぼした弱音が思わぬ形で伝わったことには驚きましたが、疲れたと感じることまで隠す必要はないのだと思えました。
それ以来、私は一人で抱え込まず、できないときには早めに周囲へ相談するようにしています。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














