「遊びみたいなもので、本気じゃない」友人の紹介で知り合った彼。だが、裏切りの証拠を見つけた結果
少しずつ積み重なった違和感
友人の紹介で知り合った彼とは、何度か食事に行くうちに自然と付き合うようになりました。
「感じのいい人だよ。安心していいと思う」
そう背中を押されていたこともあり、最初は私もすっかり信用していました。
彼は愛想がよく、会話も上手で、一緒にいて楽しい人だったからです。
けれど、付き合ってしばらくすると、少しずつ気になることが増えていきました。デート中でもスマホの通知が何度も鳴り、そのたびに彼は画面を伏せます。席を立つときも、飲み物を取りに行くだけなのに必ずスマホを持っていくのです。
「最近、連絡多いね。誰とやり取りしてるの?」
私が軽く聞くと、彼は笑いながらこう返しました。
「仕事の連絡だよ。気にしすぎじゃない?」
その言い方がやけに慣れていて、かえって引っかかりました。はっきりした証拠があるわけではないのに、胸の中の違和感だけが大きくなっていったのです。
決定的な通知を見て、その場で別れた
ある日、カフェで向かい合っていたときのことでした。彼が会計に行こうとして立ち上がった瞬間、テーブルの上に置かれたスマホが震えました。ふと画面が光り、通知の一部が目に入りました。
表示されていたのは、女性の名前と、親しげな文面でした。
仕事相手とは思えない内容で、私は胸の奥がすっと冷えるのを感じました。
席に戻ってきた彼に、私は落ち着いて尋ねました。
「今の通知、仕事の人じゃないよね。ちゃんと説明してくれる?」
彼は一瞬言葉に詰まったあと、また「ただの知り合いだよ」とごまかそうとしました。
「そこまで隠すなら、もう信じられない。やましいことがないなら、見せて」
しばらく押し問答になりましたが、彼は観念したようにスマホを差し出しました。
開かれたトーク画面には、複数の女性とのやり取りが並んでいました。中には親密な内容もあり、別の相手には「今月ちょっと厳しいから助けて」と、お金を頼んでいる文面まで残っていました。
「もう十分だよ」
私がそう言うと、彼はあわてて「違うんだ、遊びみたいなもので、本気じゃない」と取り繕おうとしました。
けれど、その言葉で気持ちは完全に冷めました。誰かを傷つけても軽く考えられる人なのだと、はっきり分かったからです。
「私はそういう人とは付き合えない。もう連絡してこないで」
そう告げて、私は伝票を彼の前に置き、店を出ました。引き止める声は聞こえませんでした。
帰宅してから、私は彼の連絡先を削除し、着信拒否に設定しました。長く胸に引っかかっていた違和感が、ようやくそこで終わった気がしました。
後日、共通の知人から、彼がほかの女性にも似たような態度を取っていたと聞きました。あのとき別れる決断をして、本当によかったと思っています。認めない相手の言い訳を待ち続ける必要なんて、どこにもありませんでした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














