「店長と例のパートさん、できちゃったらしいよ」異動先で耳にした噂→既婚店長の略奪再婚に背筋が凍った40代の私
古巣の同僚から届いた一本の電話
異動先の店舗で勤務を終えた帰り道、古巣の同僚からスマホに着信が入りました。
声を潜めるような言い方で、相手が切り出します。
「店長と例のパートさん、できちゃったらしいよ」
歩いていた足が止まりました。同僚が口にした店長は40代の既婚者で、相手はシングルマザーで子育て中の30代後半のパートさん。
私が在籍していた頃は、シフト調整で笑い合う仲のいい上司と部下にしか見えなかったのです。
「奥さんに話してるみたいよ。離婚するつもりらしい」
古巣の店舗が今どんな空気になっているのか、想像するだけで胸の奥がざらつきました。
同僚の声には、明らかに困惑と気まずさが混ざっていたのです。
「あのね、子どもができたんだって」
続いて落とされた一言で、わたしは横断歩道の途中で立ち尽くしました。
歩行者用信号が点滅しているのに、足が動きません。
続く店長の勤務に滲む異様さ
後日、別の元同僚からも続報が届きます。離婚は本当に成立して、店長はそのままパートさんと再婚することになったと。
子どもができたことが決め手だったのだそうです。
30代後半で授かったから、という大義名分で、長年連れ添った奥さんとお子さんを切り離す判断をした店長。
それを受け入れて家族の一員になっていく彼女。
本人たちにとっては前向きな選択なのかもしれません。
それでも外から見ていた私には、奥さんとお子さんの顔ばかりが浮かんで、ぞわっとした感触が残りました。
奥さんがどんな顔で離婚届に判を押したのか。
一緒に暮らしていたお子さんが、急にお父さんを失う気持ちになったとき、どんな夜を過ごしたのか。会ったこともない方々の姿が、勝手に頭の中を駆け抜けていったのです。
そして何より違和感が濃かったのは、店長がそのまま同じ会社の同じ系列で勤務を続けていることです。
噂は店舗を超えて広がっているはずなのに、表情ひとつ変えずにレジ前に立ち、シフト表に名前を書き続ける。
新しい家庭のために働いているのだとしても、そのメンタルの強さは私の理解を超えていました。
異動して半年。古巣に戻る用事はもうしばらく作らないでおこうと、静かに決めた夜でした。あの店舗の顔ぶれと笑顔で挨拶を交わせる自信が、もう私には残っていなかったのです。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














