「もう終わりにします」と告げた翌日から届いた元彼からの連絡→偽名メールと借金要求の末に縁を切った40代
別れを告げた翌日から始まった連絡
彼と付き合っていた頃から、どこか不安定さを感じていた。
やりたい仕事と家業の間で迷い続け、自分の意志をはっきり口にできない。そのくせ、感情が高ぶると周囲をうまく巻き込んでいく人だった。
話し合いをしようとするたびに言葉をかわされ、気づけばこちらが謝る形になっていた。
そのパターンが続くうちに、一緒にいることへの疲弊が積み重なっていった。
限界を感じた私は、静かに別れを告げた。
「もう終わりにします」
彼は何も言わなかった。それが別れのつもりだった。
翌日、スマートフォンに彼からの着信が入っていた。
折り返さずにいると、さらに着信が重なった。
無視しているうちに、今度は見覚えのないメールアドレスから連絡が届いた。
「彼の友人です。彼はとても傷ついています」という書き出しで、私に関係を続けるよう促す内容だった。
文体が彼に似すぎていた。
メールアドレスの作りも、どことなく彼の癖がにじんでいた。友人を装いながら私を責めるその文章を読みながら、背中がすっと冷えた。
縁の切り方
その後さらに、共通の知人と名乗る人物から電話がかかってきた。
「一度だけ話を聞いてあげてほしい」という内容だった。
本人の電話。偽名のメール。知人を名乗る電話。
接触の手段が次々と変わるたびに、恐怖が積み上がっていった。
断り続けることで、さらに何が来るかわからない不安も同時に膨らんでいた。
やがて彼から直接、こんな言葉が届いた。
「俺が払ってた金を返せ」
交際中に彼自身が払ったお金を、私から借りたものとして請求してきた。
払う義務はない。
でも、このまま連絡が続くことへの恐怖が、義務より大きかった。
私はお金を彼に渡した。
手渡す前に一言だけ条件を言った。
「二度と連絡してこないと約束して」
彼はうなずいた。
お金を受け取ると、それ以来、連絡は来ていない。新しい生活は静かに続いている。
付き合っていた当時には見えていなかった冷たさが、時間をおいてじわりと浮かび上がってきた。
今も電話が鳴るたびに一瞬だけ背筋が凍る。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














