
JOC副会長も兼任する北野会長が、不祥事の会議で不適切な言葉を用い理事を激しく叱責。五輪出場の道を閉ざされた選手を置き去りにした独裁的体制
一生に一度の晴れ舞台が、信じられないほど初歩的な書類上のミスで奪われてしまいました。ミラノ・コルティナ冬季五輪への出場権を逃したボブスレー日本代表。落胆に暮れる選手たちをよそに、連盟の内部では目を疑うような光景が繰り広げられていたようです。
フロントラインプレスが報じた会議の音声記録。そこには、連盟のトップである北野貴裕会長が、組織の改善を提案した理事に対し、一方的な言葉の暴力を浴びせる様子が克明に残されていました。何より世論を逆なでしているのは、差別的な蔑称を平然と使って相手を批判した事実。スポーツの公明正大な精神を説くべき立場にあり、JOC副会長という重職を担う人物から、現代の価値観を根底から覆すような表現が飛び出しました。
会議は、五輪不出場の原因究明のために開かれたはずでした。しかし、北野氏は具体的な対策には耳を貸さず、二十分間にもわたって相手の人格を否定するような叱責を続けたのです。自分に意見する者を徹底的に叩く。こうした風通しの悪さ、そして畏怖が蔓延する組織体質こそが、重大なルール変更の見落としという致命的なエラーを引き起こした元凶ではないでしょうか。
SNS上では、このあまりに前時代的な振る舞いに対し、怒りや戸惑いの声が渦巻いています。
『今の時代さすがに知らなかったじゃ済まされないし、ある程度のお年寄りだと語源が何かちゃんと分かった上で、侮蔑用語として使い続けていたと見做されてもおかしくないかな』
言葉の成り立ちを振り返り、かつては日常的に使われていたと指摘する意見もありました。
『本来は差別用語ではないのね。親世代はいつも使っていたので差別語って認識がない人もいるんだろう』
それでも、今は令和。言葉は時代とともに輪郭を変えます。社会的地位がある人間が、その言葉が現代でどう響くかに無頓着であること自体、責任の欠如と言わざるを得ないでしょう。さらに、長時間の叱責そのものに異常性を感じる指摘も。
『10分を超えるともはや何を言っているのか聞く側は分からなくなるのでもはや意味がない。』
北野氏は長年、資金面を含めて日本の冬季スポーツを支えてきた立役者かもしれません。その功績が大きかったからこそ、周囲が何も言えない王様のような状態が続いてしまった。
でも、過去にどれだけ尽力したとしても、今を戦う選手たちの未来を汚していい理由にはならないはずです。














