「子どもにまで何を言うんだ」1歳の娘に暴言を放った80歳近い親戚→周囲の親族たちが本気で止めに入った瞬間
法事の場で、1歳の娘に向けられた言葉
初夏の風が抜ける、お寺の本堂。
夫側の親戚の法事に、私たち三人で参列していた日のことでした。
夫の伯父は義父のすぐ上の兄で、80歳近くになる人が、私たちの前にゆっくり歩み寄ってきます。
娘の手を引きながら挨拶に回っていた私の前に立ち、にやりと笑って切り出しました。
「勉強ばかりさせられて、人生で大事なことを学ばずに大きくなりそうで可哀想だ」
1歳の娘に向けてです。
娘はにこにこしながら、無邪気に伯父の顔を見上げていました。
カチン。私の中で、何かが弾ける音がしました。
夫が、むっと顔を強ばらせるのが横目に見えます。
夫は地元一の進学校から東京の名門私大に進み、私は同級生で大学院まで進んで博士号を取得しました。
結婚式の挨拶では「女性の高学歴は可愛げがない」とまで言い放った伯父が、ついに娘にも矛先を向けてきたのです。
立ち上がる親族たちと、ぐっと黙る伯父
けれど、私が口を開くより先に、別の席にいた親族の方たちが立ち上がってくれました。
「そんな事言うもんじゃない」
「子どもにまで何を言うんだ」
普段は穏やかに法事に同席しているおじ様、おば様たちです。
声色は静かながら、目には本気の怒りがにじんでいました。
義父も真っ赤な顔で、つかみかかろうとした拳を、伯父の娘さんが必死で押さえます。
「お父さん、もうやめて」
娘さんの声は、震えていました。
伯父は、しばらく口をぱくぱくさせていましたが、結局、ぐっと唇を結んで黙ります。
会う頻度はそれほど高くなく、暴言も毎回二言ほど。
けれど、本人の中には「家の事情で大学に進めなかった」というずっと拭えない劣等感があるそうで、それが80歳近くになった今も、こじらせた言葉になって出てくるのだそうです。
幸い、周囲の親族はみな良識ある方ばかりです。
毎回、私たち夫婦が言い返すまでもなく、伯父の暴言は周囲が即座に止めてくれます。
娘がもう少し言葉の意味を理解できるようになったら、そのときは私たち夫婦で対応を考えなければ、と帰り道に夫と話しました。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














