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2026.05.14(Thu)

「友達だよ」と言いながら電話に出なかった彼→画面に光った見慣れない女性の名前が問いかけ続けるモヤモヤ

「友達だよ」と言いながら電話に出なかった彼→画面に光った見慣れない女性の名前が問いかけ続けるモヤモヤ

いつも通りの夜に差し込んだ一瞬

付き合っていた彼は、どちらかといえば穏やかで話しやすい人だった。こちらが不安に思うようなことはほとんどなく、関係に大きな波もなかった。そういう安定感を、私はどこか信頼していた。

あの夜も、彼の部屋で2人でのんびり過ごしていた。

特に変わった雰囲気はなく、ゆったりとした空気の中でいつも通りの時間が流れていた。

彼のスマートフォンが机の上で着信を受けた。画面は上を向いていた。

表示されていたのは、見慣れない女性らしい名前だった。

「出なくていいの?」と声をかけると、彼はちらりと画面を確認してから、音を止めた。

「友達だよ」

短くそう言って、また話が流れた。特に動揺しているふうでもなく、いつも通りの彼だった。

その自然さが、かえって引っかかった。

「友達」という答えに残り続けた問い

もし本当に何でもない相手なら、電話に出られるはずだ。

私の前でも普通に「ちょっとごめん」と出て、話せばいい。

後でいいと判断したのはなぜか。

私がそこにいたからか、それとも出られない理由があったのか。

画面が上向きのまま机に置かれていたのも気になった。

伏せていれば私の目には入らなかった。

意図的に見えるようにしていたとは思わないが、あの女性らしい名前は確かに目に入った。

問い詰めたわけではない。

証拠もなければ、根拠もない。

この空気を乱したくなかったし、疑い始めたらきりがないとも思っていた。

あの夜に結論を出せるような話でもなかった。

それでも、あの一瞬からどこかに小さな引っかかりが残った。

問いかけてもいい場面だったのか、黙っていて正解だったのか、今でも判断がつかない。

言葉にしないまま過ごしたことが、後に重みを持ってくることがある。

翌日も彼はいつも通りだった。

あの着信のことは、2人の間で一度も話題にならなかった。

私も聞かなかった。何かを確かめることへの怖さもあった。

その沈黙が、かえってくすぶりを大きくしていったのかもしれない。

「友達だよ」と言った彼の言葉を、今でも反芻してしまう。

その言葉が本当だったとしても、電話に出なかった理由は教えてもらえなかった。

あの夜から何かが変わったわけではないが、何かが変わっていたのかもしれない。

釈然としないままその夜は終わり、関係もいつしか終わった。

見慣れない名前の答えは、どこにも見つからないまま残っている。もし聞いていたら何か変わっていただろうかと、今でも思う。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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