「ただの友達だって」親友との浮気を否定した彼。後日、別の友人から聞いた事実に感じた本音
大切な人同士が仲良くなった
学生時代、私には付き合って一年ほどになる彼がいました。
穏やかで話しやすい人だったので、ある日、仲の良い親友にも紹介しました。
二人はすぐに打ち解け、それからは三人で食事をすることも増えていきました。
「三人でご飯、また行こうよ」
そう誘ってくるのは、親友のほうが多かったと思います。
彼も嫌がる様子はなく、三人でカフェに行ったり、学校帰りに食事をしたりしていました。
「二人が仲良くなってくれてよかった」
私は本気でそう思っていました。
彼氏と親友という、自分にとって大切な二人が気兼ねなく話している。その光景をうれしく感じていたのです。
ところが、しばらくすると少しだけ気になることが増えてきました。
私が知らない話を二人だけが知っていたり、以前より頻繁に連絡を取っているように見えたりすることがあったのです。
一度だけ、彼に聞いたこともありました。
「最近、あの子とよく連絡取ってる?」
すると彼は、何でもないことのように答えました。
「いや、普通だよ?」
その言葉を聞いて、私はそれ以上追及できませんでした。
親友を疑うことも、彼を疑うこともしたくなかったからです。
何も知らずに笑っていた
本当のことを知ったのは、それからしばらく経った頃でした。
彼のそばに置かれていたスマートフォンに、親友からメッセージの通知が届いたのです。
画面に表示された短い文章を見ただけでも、二人が単なる友達ではないことはわかりました。
頭の中が真っ白になりました。
彼に確認すると、しばらく黙ったあと、二人の関係を認めました。
しかも、始まったのは半年以上前だったといいます。
「……悪いと思ってる」
彼はそう言いましたが、私はすぐには言葉を返せませんでした。
半年もの間、私は何も知らずに二人を信じていました。
親友の予定を気づかい、彼の体調を心配し、三人で会う約束まで楽しみにしていたのです。
それだけでも十分につらかったのですが、後日、別の友人から聞いた言葉がさらに胸に刺さりました。
「実は、前からちょっと怪しいと思ってた人はいたよ」
私は思わず聞き返しました。
「……そうだったの?」
周囲の何人かは、二人の距離の近さに違和感を覚えていたそうです。
もちろん、確証がなかったから何も言えなかったのでしょう。
それでも私には、その言葉が苦しくて仕方ありませんでした。
三人で笑っていた時間を思い出すたび、「あのとき、何も知らなかったのは私だけだったのかもしれない」と考えてしまうからです。
裏切られたことは、もちろん悲しかったです。
けれど、それ以上に忘れられないのは、信じ切っていた自分のすぐそばで関係が続いていたことでした。
楽しかったはずの思い出まで、あとから別の意味に見えてしまう。そのことが、今でも一番つらく感じています。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














