「もう帰りたいのに」帰り際に1時間も話しかけてくる同僚。だが、我慢出来ずに上司に相談した結果
距離感の合わない同僚
転職して今の職場に移ったばかりの頃でした。まだ誰が誰やらという時期で、私は少しでも早くなじもうと気を張っていました。
そんな私に、一人の同僚がやけに親しげに接してきたのです。
知り合って間もないのに、その人はまるで古い友人のように、私の私生活へずけずけと踏み込んできました。
恋人はいるのか、休みの日は何をしているのか。答えたくないことまで、平気で尋ねてくるのです。
うまくかわしても、翌日にはまた別の質問が飛んできました。
親切心なのだろうと、はじめは笑って受け流していました。
けれど、その距離の詰め方は、日を追うごとに増していったのです。
毎日の帰り道
いちばん困ったのは、仕事終わりでした。
退勤の時間になると、その同僚は当然のように私を待っていて、一緒に帰ろうと声をかけてきます。
断ろうとすると、露骨に不機嫌になりました。
角を立てるのも気が引けて、結局は誘いに乗ってしまいます。
仕方なく付き合えば、駅までの道や乗り換えの途中で、毎日1時間ほども話に付き合わされることになったのです。
(もう帰りたいのに…)
気づけば、そんな愚痴を心の中で繰り返していました。せめて少し距離を置きたいと態度で示しても、その人は「なんで避けるの」と詰め寄ってくるばかりで、こちらが悪いような気にさえさせられたのです。
はっきり線を引く
これ以上は、自分の暮らしまで削られてしまう。そう感じた私は、上司にそっと相談を持ちかけました。
大げさにはしたくなかったので、困っている事実だけを、静かに伝えたのです。
上司は思いのほか親身になってくれて、業務の割り振りや退勤の動線を、さりげなく調整してくれました。
おかげで、二人きりで帰る流れは、自然とほどけていきました。
そのうえで私は、その同僚にもきちんと向き合いました。
「今日は用があるから」と、あいまいにせず、自分の予定を優先すると伝えたのです。
相手に悪気がなかったのは、分かっています。それでも、こちらの都合を後回しにしてまで、すべてに付き合う義理はありません。
近すぎる距離には、きちんと線を引いていい。そう思い切れたことで、私は自分の時間と落ち着きを、ようやく取り戻せたのです。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














