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2026.08.13(Thu)

「それ、去年も聞いてたよ」親戚の集まりで毎年同じ質問をする伯父。だが、いとこが返した一言で態度が一変

「それ、去年も聞いてたよ」親戚の集まりで毎年同じ質問をする伯父。だが、いとこが返した一言で態度が一変

親戚の集まりが少し苦手だった

大学生だったころ、年に二度ほど親戚が集まる機会がありました。

祖母の家に十人ほどが集まり、大皿の料理を囲んで近況を話す、ごく普通の集まりです。

ただ、私はその日が近づくと、少しだけ気が重くなっていました。

理由は、伯父から毎回ほとんど同じことを聞かれるからです。

「大学はどうだ」

「ちゃんと勉強してるか」

「将来は何になるんだ」

もちろん、心配して聞いてくれているのだと思います。

それでも、進路についてまだ迷っていた当時の私には、毎回答えに困る質問でした。

その日も祖母の家へ向かう途中、三歳上のいとこと一緒になりました。

「今日も聞かれるかな」

私がそう言うと、いとこは笑いました。

「たぶん聞かれるね。俺も学生のころ毎回だったよ」

やっぱり聞かれた同じ質問

座敷では、焼き鳥や煮物などの料理が並び、親戚同士で近況報告が始まりました。

しばらくすると、向かいに座っていた伯父が私を見ました。

「大学はどうだ。勉強してるか」

「まあ、一応」

「就職はどうするんだ。もう決めたのか」

「まだ迷ってます」

すると伯父は、少し考えるような顔をして言いました。

「早めに決めておいたほうが楽だぞ」

「そうですね」

去年も似たような話をしたな、と思いながら、私は曖昧に笑いました。

自分でも悩んでいることなので、悪気のない質問だと分かっていても、何度も聞かれると少し疲れてしまいます。

いとこの一言で空気が変わった

そのとき、隣にいたいとこが焼き鳥を取りながら、何気なく口を挟みました。

「伯父さん、それ去年も聞いてたよ」

伯父がこちらを見ます。

「そうだったか?」

「去年どころか、一昨年も聞いてた気がする」

いとこが笑うと、伯父も少し照れたように笑いました。

「そんなに同じこと聞いてたか」

「毎年ちゃんと答えてるよ」

すると伯父は私に向かって、

「じゃあ今年はもう聞かんでおくか」

と言いました。

「お願いします」

私も思わず笑ってしまいました。

その後は、近所にできた店や旅行の話になり、進路について聞かれることはありませんでした。

帰り道、いとこが言いました。

「来年になったら、また忘れて聞くかもしれないけどな」

「そのときは、また止めてください」

そう答えると、いとこは笑っていました。

伯父に悪気がなかったことは分かっています。それでも、毎年少し重く感じていた質問を、いとこが冗談めかして止めてくれたことで、その日の集まりはいつもより気楽に過ごせました。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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