「朝からずっと待っていました」1日に何通も連絡してくるママ友。だが、夫に相談した結果
朝も夜も、端末が光り続けた
2年ほど前、子どもが通う小学校のPTA役員で、同じ学年の保護者と一緒になった。行事の相談で連絡先を交換しただけの、ごく普通の付き合いだった。
PTAの集まりではよく気がつく人で、資料作りも進んで手伝ってくれた。だから最初は、個人的な連絡が来るようになっても特に気にしていなかった。
ところが、次第に回数が増えていった。
「今何してる?」「今日の夕飯は何にした?」
朝7時ごろから届き始め、夜遅くまで続く。仕事や家事で数時間返せずにいると、さらにメッセージが届いた。
「読んでいるのに、どうして返してくれないの?」
「私、何か怒らせるようなこと言った?」
返さなければ心配され、返せばまた次の話題が始まる。少しずつ、端末を見ること自体が負担になっていった。
ある夜、届いた一文を見て手が止まった。
「朝からずっと待っていました」
怒っているわけではなく、本当に寂しそうな文面だった。
それでも、私が返信しない時間まで相手の「待ち時間」になっていることに、息苦しさを覚えた。
約束のない訪問で、距離を置くと決めた
決定的だったのは、ある日の夕方だった。インターホンが鳴り、画面を見ると、その人が玄関の前に立っていた。
以前、PTAの資料を届けてもらう都合で一度だけ住所を伝えたことがある。ただ、家で会う約束をしたことはなかった。
「近くまで来たから、お茶でもどうかと思って」
相手は笑顔だった。突然訪ねることを、それほど大きなことだと思っていないように見えた。
私はドアを開けず、「今日は約束していないので、ごめんなさい」と伝えた。少し沈黙したあと、「じゃあ、また今度」と返事があり、そのまま帰っていった。
その夜、これまでのやりとりを夫に見せた。
「もう個人的に連絡を取り続けなくていいんじゃない?」
私も同じことを考えていた。
自分の時間を、自分に戻した
翌朝、私は相手からの個人的な連絡を受けないように設定した。PTAで必要な連絡があれば、その場や役員同士の連絡だけで十分だと決めた。
誰かに相手のことを言いふらしたわけでも、責める長文を送ったわけでもない。ただ、これ以上は付き合えないと自分の中で線を引いた。
朝7時になっても端末は光らない。夜11時になっても、夕飯の献立を誰かに報告する必要はない。
以前なら当たり前だった静かな時間が、こんなにも落ち着くものだったのかと、そのとき初めて気づいた。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














