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2026.09.09(Wed)

「昨晩ね、夢にあなたのお子さんが出てきたの」子どもの不吉な夢を繰り返すママ友。不気味な発言に距離をとった

「昨晩ね、夢にあなたのお子さんが出てきたの」子どもの不吉な夢を繰り返すママ友。不気味な発言に距離をとった

下校の坂道で、急に足が止まった

そのママ友とは、子ども同士が同じクラスで、下校の時間に校門でよく顔を合わせていた。

役員の仕事でも何度か一緒になり、連絡先も交換していた。話しやすくて、面倒見のいい人だと思っていた。

ある日の下校時、いつもの坂道を並んで歩いていると、彼女が突然足を止めた。

「ねえ…ちょっと気になることがあるんだけど」

それまで笑いながら話していたのに、急に声が低くなった。

「昨晩ね、夢にあなたのお子さんが出てきたの」

「え、うちの子?」

「そう。なんだかすごく怖がってて…。だから、ちょっと気をつけてあげたほうがいいかもしれない」

思わず彼女の顔を見返した。

「気をつけるって…何に?」

「そこまでは分からないの。でも私、こういう夢、あとで『あれだったんだ』って思うことがあるのよ」

冗談を言っている顔ではなかった。

子どもたちのランドセルは、いつの間にか坂のずっと先まで進んでいた。

私は曖昧に「そうなんだ」と返したものの、家に着いてからもその言葉が頭に残っていた。

「また出てきたの」と言われて

一度だけなら、変わった夢を見たのだと思えたかもしれない。

ところが少しして、授業参観の帰りの廊下でまた呼び止められた。

「ねえ、この前の話、覚えてる?」

嫌な予感がして、「夢の話?」と聞くと、彼女は小さくうなずいた。

「そう。また昨晩、夢に出てきたの。今度は泣いてたのよ」

「…そういう話、あんまり聞きたくないかな」

思い切ってそう言うと、彼女は驚いたように目を見開いた。

「怖がらせたいわけじゃないのよ。私、本当に心配してるだけ」

「うん、それは分かってる。でも、何か起こるかもって言われると、私も気になっちゃうから」

「そっか…ごめんね」

その日はそこで話が終わった。

けれど後日、下校時に校門の近くで会ったとき、彼女はまた私のそばまで来た。

「これだけ言わせて。昨晩ね、またあの子が夢に出てきたの」

三度目だった。

「今度は水の近くに立ってた。だからしばらく、水のあるところだけでも気をつけて」

「ごめん。やっぱり、その話はもう聞かないことにしたい」

今度は、はっきり伝えた。

彼女は少し困った顔をした。

「でも、もし何かあったら私、言わなかったこと後悔すると思うの」

「心配してくれてるのは分かるよ。でも、私は聞くたびに不安になるから。そこは分かってほしい」

しばらく黙ったあと、彼女は「……分かった」とだけ答えた。

嫌いになったわけではないけれど

その晩、夕食の片づけをしながら夫に話した。

「夢にうちの子が出てきたって、今日で三回目だった」

夫は手を止めた。

「三回も?それはさすがに気になるな」

「悪気はないんだよ。本人は本気で心配してくれてるみたい」

「うん。でも、悪気があるかどうかとは別じゃない?聞くたびにしんどいなら、無理して付き合わなくていいと思う」

その言葉を聞いて、少し肩の力が抜けた。

それから私は、学校行事で会えば普通に挨拶をするものの、下校時などに二人きりで長く話すことはやめた。校外で見かけても、軽く会釈をしてそのまま歩くことが増えた。

先日の運動会でも、彼女がテントの下から手を振ってきた。私も小さく手を上げて返し、そのまま子どもが走ってくるゴールのほうへ向き直った。

彼女を嫌いになったわけではない。ただ、善意であっても、自分が不安になる話まで受け止め続ける必要はない。今は、そのくらいの距離がちょうどいいと思っている。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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