「もう関わらないほうがいい」ブロックしてもアカウントを変えて近づく男。しつこい行動に感じた本音
距離を知られてから
数年前、私はある交流サイトで、年上の既婚男性と知り合いました。共通の趣味があり、はじめのうちは穏やかにやり取りをしていました。
変化が起きたのは、私の住まいのおおよその場所を伝えてしまってからでした。
その人は、私との距離をやけに気にするようになったのです。
車でおよそ90分ほどの距離だと分かると、その人の連絡はぐっと増えました。
会いに行けなくもない、とでも言いたげな雰囲気が、言葉の端々ににじんでいたのです。
はじめのうちは、ただ気さくな人だと感じていました。だからこそ、こちらの居場所や暮らしぶりまで気にかけられていると気づいたとき、背筋がひやりとしたのです。
断ったのに
ある時その人は、自分の年老いた母親の世話を手伝ってほしいと言い出しました。
まだ深い付き合いでもないのに、あまりに唐突な申し出でした。
私が丁重に断ると、その人はどこか腑に落ちない様子でした。
(もう関わらないほうがいい)
そう感じ、私は交流サイトでその人との縁を切ったのです。
それでも、その人はいろいろな知り合いを通して、私の身の回りのことを調べていたようでした。
伝えた覚えのないことまで知られていて、私は言葉を失いました。
名前を変えてまで
関わりを絶ったつもりでも、その人はあきらめませんでした。
共通の知人を頼って、もう一度つながりを戻せないかと持ちかけてきたのです。
私が世話役をしている小さな集まりにも、その人は加わろうとしました。
参加をお断りすると、今度は別の名前で登録し直してまで、入ってこようとしたのです。
そのたびに私は入会を断りましたが、相手はまた別の入口を探してきます。追い返しても追い返しても現れる姿に、私はだんだん気が休まらなくなりました。
気の休まる場所まで、じわじわと遠ざかっていくようでした。
こちらがいくら線を引いても、その人はそのたびに、静かに越えてこようとします。声を荒らげるわけではないぶん、私はかえって薄気味悪さを覚えました。
はっきりした被害があったわけではありません。それでも、こちらの気持ちにおかまいなく近づいてくるあの感じだけは、今も忘れられません。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














