「うちはもう通わせてるよ」塾通いを自慢するママ友。PTAの作業中、隣のママから返された一言に黙り込んだ
何でも比べたがるママ友
息子が小学校に入学してから、同じクラスのあるママ友との付き合いに悩むようになりました。
そのママ友は、何かにつけて自分の家庭とほかの家庭を比べたがる人でした。
夫の仕事や子どもの習い事など、どんな話をしていても、最後には自分の家の自慢話になってしまうのです。
ある日の昼下がり、公園で数人のママたちと話していたときのことです。
私が息子の話をしていると、ママ友が突然聞いてきました。
「そういえば、塾はどこに通ってるの?」
「うちはまだ通ってないんです」
「えっ、まだなの?うちはもう通わせてるよ。早く始めないと大変じゃない?」
私が返事に困っていると、ママ友はほかのママたちに向かって笑いながら続けました。
「まあ、教育にお金をかけるかどうかは家庭によるもんね。習い事もあんまりしてないみたいだし」
悪気があるのかは分かりません。でも、みんなの前でそんなふうに言われると、いい気分はしませんでした。
その場では曖昧に笑ってやり過ごしましたが、帰宅してからもモヤモヤした気持ちが残っていました。
しかも、こうした自慢話は公園だけではありません。
クラスのメッセージグループにも、子どものテストの結果や習い事について、毎日のように書き込んでいました。
私が反応せずにいると、夜になって個別にメッセージが届くこともありました。
「さっきの見た?すごくない?」
正直、どう返せばいいのか分からず、少しずつ距離を置きたいと思うようになっていました。
PTAの作業中に返された一言
そんなママ友と、PTAの作業で同じ係になりました。
その日は昼から小学校の会議室に集まり、何人かのママたちとプリントの仕分けをしていました。
作業は一人ずつ担当が決まっていたのですが、始まって間もなく、ママ友が自分のプリントの束を隣のママの前に置いたのです。
「ごめん、私こういう細かい作業、苦手なんだよね。こっちもお願いしていい?」
「えっ、でも…」
隣のママは困ったような顔をしていました。
ところが、ママ友はその反応を気にする様子もなく、今度は私に話しかけてきました。
「そういえば、塾のこと考えた?まだ通わせてないんだっけ?」
「ああ、はい。まだですけど…」
「うちは塾も習い事も頑張ってるからさ。あとから始めると大変だと思うよ」
またその話か、と私は内心うんざりしていました。
すると、隣のママが手を止めて口を開きました。
「でも、家庭によって考え方は違うよね。比べても意味ないよね」
ママ友は少し驚いたような顔をしました。
隣のママは、続けて自分の前に置かれたプリントを指さしました。
「それより、これってあなたの担当分だよね?私も自分の分があるから、そっちはお願いできる?」
「あ、うん…」
ママ友が言葉に詰まっていると、同じ机にいたほかのママたちも口を開きました。
「そうだね。分担はみんなで決めたしね」
「それぞれ自分の分をやろう」
ママ友は何か言いかけましたが、結局何も言わず、隣のママの前に置いたプリントを自分のほうへ引き戻しました。
そして、それまでとは打って変わって、黙々と仕分けを始めたのです。
隣のママは、声を荒らげたわけでも、相手を責め立てたわけでもありません。
ただ、自分の考えを伝え、決められた作業をお願いしただけでした。
それでも、私がずっと言えずにいたことを代わりに言ってもらえたようで、少し気持ちが軽くなりました。
その日を境に、ママ友がほかの家庭と比べるような話をする場面は見かけなくなりました。グループへの自慢の書き込みも、いつの間にか途絶えています。
私も無理に付き合うことはやめて、今ではあいさつを交わす程度の関係です。
息子は今日も、学校であったことを楽しそうに話してくれます。
ほかの家庭と比べるよりも、そんな息子の話をゆっくり聞く時間を大切にしたいと思っています。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














