「12時から子ども預かれる?」と月曜の朝に玄関で当然のように頼む姉。妹の私が静かに返した正論
玄関先で姉が口にした頼みごと
姉は園に息子を送った帰りに、玄関で預かりを頼みました
八歳の娘がいる私は、出かけたい日があっても、時間をずらしたり、あきらめたりして、子どもを人に預けずにやりくりしてきました。
一方で、息子が一人いる実の姉は、そうではありません。
用事があるからと、姉はことあるごとに息子を私のところへ連れてきます。
やんちゃな男の子を育てる大変さは分かるので、お互いさまだと思う気持ちもありました。
けれど最近は、どうにも納得のいかない頼まれ方が続いていました。
月曜日の朝、昼で終わる園に息子を送った帰りに、姉が私の家の玄関に立ちました。そして軽い調子で言いました。
「12時から子ども預かれる?」
「春物の服をのんびり見たい。」
姉は、私が引き受けてきたことを理由に、笑顔で押してきました
園が終わる12時から、息子を預かってほしいという意味でした。私はすぐには返事ができませんでした。
これまでの頼まれ方が頭に浮かび、「預かれる?」と言いながらも、引き受けるのが当然だと思っているように感じたからです。
私にもその日は、片づけたい家事がたくさんありました。
すぐに断ればよかったのかもしれません。
それでも姉は、頼めば私が引き受けると思っているようでした。これまで、私が渋々ながらも引き受けてきたからです。
「いつも預かってくれるじゃない。」
姉は笑顔のまま、もう話は決まったというような顔をしていました。
何かがおかしいと思うのに、玄関先で笑顔を向けられると、言い返す一言がなかなか出てきません。
姉の話を聞いて気づいたこと
私は土日は姉の夫が家にいたことに気づき、姉に問いかけました
ふと、直前の土日のことが頭をよぎりました。姉の夫は二日とも休みで、家にいたはずです。
服をゆっくり見たいなら、その休みの日に息子を見てもらえばよかったのです。私は一度ゆっくり息を整えて、エプロンの前で手を重ね、姉をまっすぐ見ました。
「土日は旦那さんに頼めたよね?」
姉は一瞬、目を伏せてから、私の顔を見ずに答えました。
「休みの日くらい、休ませたくて。」
姉は言い返せずに謝り、頼みを取り下げました
その理屈を聞いて、私の気持ちは決まりました。
「旦那さんは休ませ、私は振り回すの?」
続けて私は、『預かれる?』という言い方も、私にだって予定があることも、考えてほしいと伝えました。姉は目を落とし、肩かけバッグの紐を握りました。眉が下がり、さっきまでの笑顔は消えていました。
「ごめん、今日は自分で何とかする。」
私は玄関に立ったまま、静かに言いました。
「本当に困った時は、頼み方を変えてね。『お願い』って。」
姉は小さくうなずき、肩を落として玄関を出ていきました。
姉の足音が遠ざかるのを聞いてから、私は小さくこぶしを握りました。家族にも都合があることを、やっと伝えられたのです。今週は気持ちよく始められそうです。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














