「俺が子供見とくよ」と言ってくれた夫。リビングが静かすぎるので様子を見ると、最悪の光景が
休日の午後。たまにはゆっくり家事でもしなよ、と夫は得意げに胸を張りました。
「俺が子供見とくよ。任せておいて」
その言葉を信じ、私は別室で溜まっていたアイロンがけを始めることに。育児中の身にとって、邪魔されずに作業できる時間は何よりの贅沢です。しかし、しばらくするとあまりにも静かすぎることに気がつきました。
子供の楽しそうな笑い声も、夫があやす声も聞こえてきません。
嫌な胸騒ぎを覚えながらそっとリビングの扉を開けると、そこには目を疑うような光景が広がっていたのです。
「俺が見とくよ」の罠と、リビングの惨状
視線の先には、ソファに深く寝転がり、スマホの画面を必死にタップし続ける夫の姿がありました。
完全にゲームの世界へ没入しており、周りがまったく見えていません。
そして肝心の子供はというと、夫のすぐ足元で満面の笑みを浮かべてお座りをしていました。その手には、おろしたてのティッシュ箱。
シュッ、シュッ、シュッ。
軽快な音とともに、次々と引き出されていく白い紙。すでにリビングの床は、真っ白なティッシュで埋め尽くされています。
すぐ横でこんな惨状が繰り広げられているというのに、夫は一向に画面から目を離そうとしません。
奪われたスマホと、静かなる妻のブチギレ
プツン。私の中で、確実に何かが切れる音がしました。
怒鳴り散らす気力すら湧きません。私は足音を立てずに無言のまま夫のそばへ歩み寄ると、その手からサッとスマホを抜き取りました。
「えっ?あ、ちょっと何すんの!?今いいところ……」
文句を言いかけて起き上がった夫を、私は冷たい目で見下ろしました。
そのままスマホをエプロンのポケットの奥深くへと隠し、低く、静かな声で告げます。
「子供よりスマホが大事なら、今すぐ親やめろ」
私の静かなるガチギレに、夫の顔からみるみる血の気が引いていくのがわかりました。そこでようやく、床に散乱するティッシュの山と自分の失態に気がついたのです。
「ご、ごめんなさい…俺が悪かった。本当にごめんなさい!」
それ以来、夫は子供と過ごす時間にスマホを一切触らなくなりました。ティッシュの山を半泣きで片付けていたあの日の青ざめた顔を、私は一生忘れないでしょう。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














