「うちの主人の会社の下請けだよね、それ?」夫の仕事を馬鹿にするママ友。だが、別のママ友が明かした事実に絶句
新加入ママが見ていた会計の癖
幼稚園の降園後、数人でカフェに集まる時間が日課になっていた。
子どもたちは奥のキッズスペースで遊び、母親側は窓際で1時間ほど雑談する流れが続いていた。
声の大きいママが旦那の収入と来月の海外旅行を延々と語るのが毎度の流れで、ブランドの新作も外車の話も誰も聞いていないのに繰り返された。
会計になると、彼女のスマホがふいに鳴り、お手洗いに駆け込む。
あるいは細かいのがないと笑顔で席を立つ。残されたメンバーで割り勘し、彼女の分も誰かが立て替えていた。
3か月で計1万円を超えていた頃、新しく加入したママがこの卓に座っていた。先月入ったばかりで、自分の話はほとんどしない控えめな人だった。
誘えば必ず参加してくれて、紅茶を一杯ゆっくり飲みながら相槌だけ打っていた。
私の夫を下請け呼ばわりした昼下がり
その日、声の大きいママが私の夫の勤め先を口にして言った。
「うちの主人の会社の下請けだよね、それ?」
テーブルの全員が固まった。コーヒーカップに視線が落ち、誰も次の言葉を出せない。
私が口を開く前に、彼女はいつもの調子で席を立った。会計のレシートを残して、トイレへ消えていく。
いつものの流れだった。
新加入のママが、その背中を静かに目で追っていた。彼女がカップを置く手が、少しだけ止まっていたのを私は覚えている。
何かを確かめるような、判断を済ませた人の手だった。
戻った笑顔へ静かな声で告げられた事実
数分後、満面の笑みで彼女が戻ってくる。
新加入のママが手元の紅茶を置き、ゆっくりと顔を上げた。
「主人の部署にお名前ないですね」
店内のざわめきが遠ざかった。テーブルの全員が彼女の次の言葉を待つ。
「Aさん、旦那さん本社の役職持ちって仰ってましたよね。うちの主人がその本社の常務でして、メンバーリストにお名前がないな、と思っていたんです。グループ会社の派遣の方か何かかしら」
声を荒げる素振りは一切ない。
だからこそ全員が絶句した。
彼女の顔がみるみる白くなり、唇が小刻みに震え始める。
実際の旦那の所属は、本社の孫請けの平社員だった。これまで並べた自慢はすべて嘘だったと、一瞬で全員が悟った。
海外旅行も、外車2台も、ブランドの新作も、誰も実物を確かめたことがなかった。
常務の妻はバッグから細い手帳を出した。
「これまでの立て替え、今日分も含めて1円単位で出しました。お会計お願いします」
彼女はもじもじとうつむき、震える手で全員分を支払い、逃げるように店を出ていった。翌週から自慢話は途絶え、会計はきっちり割り勘で済むようになった。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














