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2026.06.03(Wed)

「20年前のご祝儀2万円」を40代で同額返しされたら?物価高と人生のステージが交錯する大人の冠婚葬祭マナーの是非

出典:写真AC

過去の義理を通すか現在の相場に応じるかで揺れる金銭感覚

20代の若かりし頃、経済的な事情から友人の結婚式に2万円のご祝儀を包んだ経験を持つ人は少なくありません。しかし20年が経過し、40代になって迎えた自身の結婚式で、その友人から全く同じ2万円が返ってきたとしたら、一体どのような感情を抱くでしょうか。一見すると「もらった分と同じ額を返す」という行為は筋が通っているようにも思えます。ただ、現在の社会情勢や結婚式を取り巻く環境を踏まえると、この同額返しが思わぬ波紋を広げる背景が見えてきます。

 

議論の焦点となるのは、20年前と現在における貨幣価値と式場費用のギャップです。近年の食材費や人件費の高騰により、結婚式のゲスト1人あたりにかかる料理や引き出物の実費は2万5000円前後に達することも珍しくありません。つまり、現代の物価水準において2万円のご祝儀は、新郎新婦側に実質的な金銭的負担を強いる結果になります。過去の帳尻合わせに固執するあまり、主催者に持ち出しをさせてしまうことが、果たしてお祝いの席にふさわしい配慮と言えるのかという問題提起がなされています。

 

この問題に対して、ネット上では様々な視点から意見が交わされています。

 

『自分が過去に包んだ額がそのまま返ってきたのだから文句を言うべきではない。当時はお金がないから少なくて当然で、今は40代だから多く払えるはずというのは都合のいい理屈。20年前に結婚した世帯は、今まさに子供の学費などで家計が最も苦しい時期かもしれない』

 

『相場が3万円の時代に2万円しか包まなかった過去を未だに後悔している。どうしても都合がつかない額ではなかったはず。本当に出せない状況であれば、お祝いの気持ちは伝えた上で式への参加自体を辞退するのが大人のマナーだったのではないか』

 

『そもそも結婚式の費用を参列者が負担しなければならない構造自体に疑問がある。本人や家のお披露目なのだから、過去のやり取り通り同額で問題ないし、そこに現在の物価上昇を持ち込むのはおかしな話だ』

 

『物価が上がった時期の式であっても、生活のゆとりは人それぞれ。住宅ローンなどを抱えていれば、お祝いしたくても式に参加すること自体がやっとだったのかもしれない。断るのが難しくて捻出した結果がその金額という可能性もある』

 

家計の事情からやむを得ず同額にした可能性を考慮し、過去の自分への返礼として割り切ることも、大人同士の関係を円滑に保つための一つの方法と言えるでしょう。

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