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2026.06.19(Fri)

「パパ最低!ありえない」とキレる娘。妻の出産後、夫が取ってしまった最低の行動とは

「パパ最低!ありえない」とキレる娘。妻の出産後、夫が取ってしまった最低の行動とは

娘がいちばん食いついた話

高校生になった娘との食卓は、にぎやかだ。その夜は、昔話の流れで、私はつい16年前の出来事を口にした。

「あんたを産んだ日のこと、話したことあったっけ」

娘は唐揚げをほおばりながら、適当に相づちを打っていた。ところが、続きを聞いた瞬間、その手がぴたりと止まった。

「パパね、私が25時間も頑張って産んだその日に、私のベッドで寝てたのよ」

「えっ」

娘の視線が、ゆっくりと父親に向かう。そして、勢いよく声を上げた。

「パパ最低!ありえない」

あの日、ベッドで眠っていた夫

話は、16年前にさかのぼる。

初めての出産は難産で、私は分娩台に25時間も乗っていた。体力を使い果たし、ようやく病室に戻ったとき、私はもう一歩も歩けないほどだった。

ところが、自分のベッドには先客がいた。仕事帰りに様子を見に来ていた夫が、気持ちよさそうに眠っていたのだ。

「おつかれさま」

目を開けた夫は、そう言っただけだった。

横になったまま、ベッドを空ける気配はない。

「そこ、私が寝たいんだけど……」

「ああ、ちょっとだけ。疲れちゃってさ」

体を気遣う言葉も、代わろうとする動きもない。私はあぜんとして、その場に立ち尽くした。

「あなた、仕事だったでしょ。でも私、25時間よ」

「うん、おつかれさま」

かみ合わない返事に、言い返す気力もなえてしまった。結局その夜、私は固い丸椅子で眠った。出産を終えたばかりの体には、こたえる一晩だった。

食卓で言葉を失った夫

その話を聞いた娘は、すっかり前のめりになっていた。父親に詰め寄る勢いは止まらない。

「ママがボロボロなのに、自分が寝るって何? 信じられない!」

夫は箸を置いて、なんとか弁解しようとした。

「いや、あのときは仕事が立て込んでて、つい……」

「言い訳しないでよ! ママのほうが何倍も大変だったでしょ!」

正論を真正面からぶつけられ、夫は言葉に詰まった。視線が泳ぎ、開きかけた口がそのまま閉じる。助けを求めるように私を見たけれど、私はただ笑っているだけ。

「……返す言葉も、ないな」

とうとう夫は白旗を上げて、深くうなだれた。いつも娘に強気な父親が、このときばかりは形なしだった。

その日を境に、この「ベッド事件」は家族の語りぐさになった。

結婚記念日が近づくたび、夫は自分から家事を引き受けるようになった。

「今日は俺がやるよ。座っててくれ」

娘がすかさず茶々を入れる。

「16年分の罪滅ぼしね」

夫は苦笑するしかない。あのとき胸に残ったモヤモヤは、今では家族みんなの笑い種に変わっていた。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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