「玄関、お願いね」義実家へ行くたび家事を任されていた私。だが、正直な気持ちを伝えた結果
義実家へ行くと、いつの間にか家事を任されていた
結婚してから、義実家へ顔を出すたびに少し気になることがありました。
義母は明るく世話好きな人で、私にもよく声をかけてくれます。
ただ、親戚が集まる日などになると、私に家事を頼むことが当たり前になっていました。
「玄関、お願いね」
「その食器、洗っておいてもらえる?」
最初のころは、家族になったのだからこれくらいは手伝おうと思っていました。私自身、何もしないで座っているのも落ち着かなかったからです。
義母自身も、若いころから親戚が集まれば女性たちが台所に立ち、家族みんなで準備をする家庭で過ごしてきたそうです。そのため、私にも同じように動いてもらうことを自然なことだと思っていたのでしょう。
けれど、回数が増えるにつれて少しずつ負担を感じるようになりました。
私は平日も仕事をしています。休日に義実家へ行った日は、休む間もなく掃除や洗い物を頼まれることもありました。
ある日、義母に「今日は少し疲れているので、洗い物はできないかもしれません」と伝えると、不思議そうに言われました。
「家族なんだから、できる人がやればいいでしょう」
悪気がないことは分かっていました。それでも、なぜか「できる人」の中に私はいつも入っているような気がしました。
手伝いたくないわけではないと、初めて伝えた
その後、親戚が集まった日のことです。
食事の準備をしていると、義母が何気なく言いました。
「もう少し家のことをやってくれると思っていたのよ」
私は少し迷いましたが、その日は笑って流すのをやめました。
「お義母さん、手伝いたくないわけじゃないんです」
義母がこちらを見ました。
「でも、仕事もあるので、毎回同じようにはできません。今日はできる、今日は難しいっていうこともあります」
さらに、何かしてほしいことがあるなら、できれば事前に伝えてほしいとも話しました。
義母はしばらく黙ったあと、「そうね。仕事してるものね」と答えました。
それですべてが一度に変わったわけではありません。それでも、その日から義母は何か頼む前に「今日お願いしても大丈夫?」と聞いてくれるようになりました。
私も余裕がある日は手伝いますし、難しい日はそう伝えています。
同じ家事でも、「やって当然」と思われるのと、「お願いできる?」と聞かれるのでは気持ちがまるで違います。
家族になったからこそ、何でも察して引き受けるのではなく、できることとできないことを言葉にすることも大切なのだと感じた出来事でした。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














