「彼氏はいるの?」新しく入った職場の先輩。だが、距離感が近すぎる質問に感じた違和感
最初は、親しみやすい先輩だった
前の職場に、最初はとても親切だと思っていた先輩がいました。
業務で分からないことがあればすぐ教えてくれて、入社したばかりの私にもよく声をかけてくれる人でした。
「新しい環境は疲れるでしょ。無理しないでね」
その気遣いに何度も助けられ、私も自然と先輩を頼るようになっていました。
ところが、入社して半年ほどたった頃から、雑談の内容が少しずつ変わっていきました。
「彼氏はいるの?」
突然の質問に戸惑いながらも答えると、先輩は続けました。
「どの辺に住んでるの、車は何色なの」
なぜそこまで聞くのだろうと思いましたが、深く考えず、おおまかな地域と車の色を話してしまいました。先輩は「ふーん」と言っただけで、すぐ別の話題に移りました。
話していないはずのことを聞かれた
それからしばらくした朝、給湯室で顔を合わせると、先輩が何気ない調子で言いました。
「昨日は帰り遅かったの?」
前日は友人の家に寄り、帰宅したのは夜中でした。その予定を先輩に話した覚えはありません。
「少し遅かったかもです」
そう答えましたが、胸の奥に小さな違和感が残りました。
その後も、「最近は早く帰ってるんだね」「駐車場で車、見かけたよ」といった言葉をかけられることがありました。
一つひとつなら、偶然や何気ない会話で済むことかもしれません。実際、駐車場で顔を合わせたこともあり、私の車を知っていても不思議ではありません。
それでも、私生活の時間まで見られているように感じる言葉が重なるにつれ、私は先輩との雑談を避けるようになりました。
本当に自宅を知られていたのかは、今も分かりません。問いただすこともできないままでした。ただ、家に帰るたび周囲を気にする状態が続き、私は部屋を引っ越すことにしました。
引っ越してから、先輩に帰宅時間のことを言われることはなくなりました。
親切だったころの印象があるからこそ、何が偶然で、何を知っていたのか、最後まで判断できませんでした。今でも思い出すと、あの穏やかな顔と一緒に、説明のつかない居心地の悪さがよみがえります。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














