tend Editorial Team

2025.11.26(Wed)

「お客様は神だぞ」と騒ぐ老人。店長のある一言で老人が二度と来なくなったスカッとした話【短編小説】

「お客様は神だぞ」と騒ぐ老人。店長のある一言で老人が二度と来なくなったスカッとした話【短編小説】

要注意人物の老人

これは私がコンビニでアルバイトをしていた時の、忘れられない体験談です。

ある蒸し暑い日の午後、レジは昼休憩の会社員の方々でごった返していました。
そんな忙しい時間帯に、あの老人は現れました。
彼は以前から小銭を投げたり、タメ口で命令したりと、スタッフの間でも要注意人物として知られていました。

私がレジでお会計を済ませ、商品を袋に入れている時のことです。
箸を一本入れたところ、老人が突然カウンターをバン! と叩きました。

「おい! 箸は二膳つけろと言っただろ! 気の利かない女だな!」

言われていない要求でしたが、私は慌てて

「申し訳ございません」

ともう一膳入れようとしました。
しかし老人の怒りは収まりません。

「謝って済むなら警察はいらん! これだからバイトは……いいか、『お客様は神様』だぞ! 神への奉仕が足りないんだよ!」

大声に周囲のお客様も驚いて振り返ります。
理不尽な言い掛かりと恐怖で、私は思わず涙ぐんでしまいました。

店長の一喝

その時です。事務所から店長が出てきて、私の前にスッと立ちました。

店長は普段は穏やかな人ですが、その時は真剣な眼差しで老人を見据えていました。

「お客様、申し訳ございませんが、当店ではお客様への販売をお断りさせていただきます」

老人は目を丸くしました。

「あぁ? 神様に向かって販売拒否だと? 商売する気あんのか!」

店長は、震える私をそっと手で守りながら、静かですが、店内に響き渡るはっきりとした声で言いました。

「ええ、商売ですから『対価』を頂いて商品を提供します。ですが、私の大切な従業員の『尊厳』まで売り渡すつもりはありません」

老人が何か言い返そうと口を開きましたが、店長は畳みかけました。

「従業員を傷つける方は、神様どころかお客様ですらありません。ただの業務妨害です。お引き取りください。帰らないのであれば、即座に通報します」

「……二度と来るか!」

老人は顔を真っ赤にして捨て台詞を吐き、商品も買わずに足早に去っていきました。
その瞬間、並んでいたサラリーマン風の男性から「よく言った!」と声が上がり、他のお客様からも温かい拍手をいただきました。

その後、その老人が店に来ることは二度とありませんでした。
「お客様は神様」という言葉を盾にする人には、毅然とした態度で接してもいいんだと、店長の背中が教えてくれました。
素晴らしい職場と店長に出会えて、私は本当に運が良かったと感じています。

 

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

******************
心に響くストーリーをもっと読みたい方
【他のおすすめ短編小説を見る】
******************

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.08.26(Wed)

「安っぽく見えなくて意外だわ」性格が合わないママ友。だが、言い返さずに距離を置いた結果
tend Editorial Team

NEW 2026.08.26(Wed)

「ここ、食べちゃだめだった?」我が家に遊びに来た友人と子供。だが、お弁当を広げる友人に感じた本音とは
tend Editorial Team

NEW 2026.08.26(Wed)

「夫の転勤があるかもしれない」学校の役員決めで未定の状況を言い出す保護者。だが、進行役の提案で空気が一変
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.04.28(Tue)

キングコング西野「教養のない人間にタモリの面白さは分からない!」と相方・梶原のタモリに対する発言を痛烈批判
tend Editorial Team

2026.01.23(Fri)

「この女誰よ!また浮気?」結婚寸前で彼の浮気が発覚。問い詰めた結果、呆れた言い訳が…【短編小説】
tend Editorial Team

2025.11.01(Sat)

「現場でもなぁちゃんの話してるの!!愛溢れてるやん」山田裕貴が妻への思いを赤裸々告白!溢れる男気にSNSでは人気急上昇!
tend Editorial Team